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カタールに抗議したドイツ代表、FIFAからの処分は回避か

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人権の尊重を訴えたドイツ代表

 ドイツ代表がカタールW杯欧州予選で人権問題に対して抗議のメッセージを発信した件について、国際サッカー連盟(FIFA)は処分を科さない方針のようだ。ドイツ『キッカー』が伝えている。

 ドイツは25日に行われた第1節アイスランド代表戦(○3-0)の国歌斉唱の際、選手たちがアルファベットの書かれたTシャツを着用し、「HUMAN RIGHTS(人権)」という言葉を形成した。

「HUMAN RIGHTS(人権)」のメッセージを発信したドイツ代表

 このメッセージはカタールに向けられたものだという。2022年のW杯開催地は外国人の過酷な労働環境に関し、長年にわたって批判を受けている。イギリス『ガーディアン』では先日、過去10年間に6500人の移民労働者が建設作業中に死亡したと報じていた。

 ドイツだけでなく、前日24日にはノルウェー代表がジブラルタル代表戦(○3-0)の開始前に「Human rights On and off the pitch(ピッチ内外での人権)」と書かれたTシャツを着用。ただ、同紙によると、FIFAは25日に今回の抗議行動に対していかなる制裁も科さないと表明したという。

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