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「日本人を喜ばせるためではない」名将ベンゲルが南野について見解…「大事だと知るべき」と課題も指摘

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ベンゲル氏がFW南野拓実について語った

 元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏が『DAZN』の番組『内田篤人のFOOTBALL TIME #24』にVTR出演し、リバプールからサウサンプトンに期限付き移籍している日本代表FW南野拓実について自身の見解を示した。

 南野は今冬にサウサンプトンへレンタル移籍すると、デビュー戦となった2月6日のプレミアリーグ第23節ニューカッスル戦(●2-3)でいきなり初得点を記録。同20日の第25節チェルシー戦(△1-1)ではリーグ最少失点の相手からゴールを奪うなど、ここまで6試合の出場で2得点を挙げている。

 かつてアーセナルで約22年間の長期政権を築いたベンゲル氏の目には、どう映っているのだろうか。番組内で日本代表FWに関して次のように語っている。

「南野はアーティストです。創造性があって恐れずに前線でプレーしています」

「私が監督でも獲得を検討したでしょう。彼には創造性がありますから。リバプールが獲得したのも、日本人を喜ばせるためではありません。彼に可能性があるからです」

「ただし、まだフィジカル面で成熟していません。パワーの点でハンデキャップがあります。今のプレミアリーグでは肉体的なパワーが必要ですから、フィジカル面で成長すべきでしょう。それに個人技術の使い時とパスを出すタイミングが大事だと知るべきです」

「彼には試合に出場して実戦から学ぶことが必要です。教育期間は終わったので、サウサンプトンで実践しているようにトップレベルの試合でプレーすべきだと思います」

 ベンゲル氏は南野の創造性を高く評価し、リバプールも戦力として見ていると主張する一方、フィジカルや判断力の部分を課題として指摘した。

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