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先制の千葉、システム変更の隙に逆転許す…尹監督「本当にもったいない結果」

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千葉は無念の逆転負け

[3.27 J2第5節 千葉 1-2 琉球 フクアリ]

 終始攻勢を保ったジェフユナイテッド千葉は後半27分に先制。しかしその3分後にFC琉球に追いつかれると、さらに5分後には逆転を許す。そのまま1-2で逆転負けを喫した。尹晶煥監督は試合後、「本当にもったいない結果。多くの準備をしてきた中でこの敗戦。少し力が抜ける部分もある」と肩を落とした。

 効果的な攻撃を仕掛け続けた千葉だが、琉球GK田口潤人の好セーブもあり、ゴールが遠い。しかし、後半27分にMF見木友哉の右足シュートで待望の先制点を手にした。

 だがその後、千葉はシステム変更を試みる。「得点以降、少しシステムをいじって変えようとしたんですけど、時間がかかったときに失点をしてしまった。タイミングを逸した」(尹監督)。先制から3分後にDF田中恵太のクロスからFW阿部拓馬のヘディングシュートで追いつかれると、さらに5分後には再び田中のクロスからFW清水慎太郎のヘディングシュートで試合をひっくり返された。

 後半45分には一挙5枚の交代カードを切るも、そのまま試合終了。無念の2敗目を喫した。

 千葉は開始時の4バックから5バックに変え、さらに中盤を3枚にしようと試みたという。尹監督は「相手にも大きい選手たちがいたので、パワープレーで蹴ってくるなと予想していた」と意図を明かす。「勝っているときに締めるという意味でシステム変更をしようと思いました。タイミングが合わなかった」。琉球の今季の変化を考慮し、相手のクロスからの空中戦に備えようとしたが、そのリスクを消す前に立て続けに決められてしまった。

 選手たちも反省を述べる。左サイドのFW岩崎悠人は「得点して5分以内に失点しているので、集中するタイミングをチームとしてもっと声をかけてやらないといけない」と語る。「僕のサイドから2失点をしている。僕が戻りながら出るのと(左SBの小田)逸稀が前向きに出てくるのではまったく違ってくると思うので、そういうコミュニケーションを大事にしたい」と反省点を口にした。

 前節に今季初勝利となった千葉だが、先制からの連勝とはならず、逆に今季2敗目を喫してしまった。順位は1勝2敗2分で15位にダウン。尹監督は「しっかりと準備をしてくれましたし、すごくいい試合から始まった」と選手たちをねぎらい、「全力を尽くしてくれたと思うんですけど、結果を持ってこれなかったので責任を感じています。得点以降、あそこでメンバー交代も遅れてしまったんじゃないかなと思っています」と自身の失敗に悔しさをにじませた。

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