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公式戦5試合ぶり白星を決勝アシスト、柏MF神谷「勝つのは難しいのを実感した」

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[3.27 ルヴァン杯グループC第2節 浦和0-1柏 埼玉]

 今季公式戦初出場となった21日のJ1第6節・清水戦(●1-2)では、チーム唯一の得点。柏レイソルのMF神谷優太は、ルヴァン杯・浦和戦で先発を飾ると、中盤をダイヤモンド形にした4-4-2のトップ下で気を吐いた。

「流れを変えるには勝つことでしか変えられない」。リーグ戦4連敗中のチームにあって、どうしても勝ち点3が必要だった。「どんな展開だろうが、勝利することにフォーカスして戦いました。みんなもそうだったと思います」とこの試合に懸けていた思いを試合後に明かした。

 序盤は浦和のプレッシャーに苦しんだ。「相手のプレッシャーをかいくぐることができなかった」(ネルシーニョ監督)展開を強いられ、チャンスをつくれなかった一方で、「守備のほうはいい入りができた」(ネルシーニョ監督)こともあって、大きく崩されることはなかった。

 ともに決定機を欠いていた展開で得点を生んだのは、セットプレーだった。CKの場面、「クリス(クリスティアーノ)がほしがっていた」と回想するのは、「キックのフィーリングがよかった」というキッカーの神谷だ。「セットプレーから(ゴールを)とれたのが大きい」。公式戦7試合で3得点と得点力不足がさけばれる中、価値のあるゴールとなった。

 柏にとって公式戦5試合ぶりとなる勝ち点3。「勝つのはこれだけ難しいというのを実感した」と神谷は苦しい胸の内を明かす。それでも、公式戦8試合目にして初の無失点と、勝利以外にポジティブな要素もある。「1点とれてゼロでおさえられたのが今日の収穫。一歩前進するうえで今日の勝利は大きい」。今季初の連勝をかける柏の次戦は4月3日、敵地で横浜FCと対戦する。

(取材・文 奥山典幸)
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