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「何としてもチームに貢献する」。デンチャレ欠場の日本高校選抜GK熊倉匠がファインセーブ連発

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日本高校選抜はGK熊倉匠(山梨学院高)がファインセーブを連発

[3.27 練習試合 U-18日本代表候補 1-3 日本高校選抜 Jヴィレッジスタジアム]

「この試合は、何としてもチームに貢献するというつもりだった」。GK熊倉匠(山梨学院高)が、日本一に輝いた選手権での活躍のように、ファインセーブを連発。日本高校選抜に白星をもたらした。

 試合開始直後に抜け出してきたU-18日本代表候補MF甲田英將(名古屋グランパスU-18)をストップすると、その後もFW坂本一彩(ガンバ大阪ユース)やMF中村仁郎(ガンバ大阪ユース)、MF遠山悠希(京都サンガF.C.U-18)という相手の主軸候補のシュートを横っ飛びでのセービングなどで次々と止めていく。

「(相手は上手いので、)シュート打たれても良いという準備をしていた。難しい展開だったけれどゼロで良かった」。2本目も至近距離からのシュートに対応するなど、1本目と2本目の各45分間と3本目のラスト15分ほどを合わせた約105分間の出場で無失点。選手権では3度のPK戦で勝負強さを示したほか、抜群の安定感を見せてヒーローになった守護神が、U-18代表相手にその特長やリーダーシップを発揮した。

 熊倉は「怪我というのがあってデンソーも出られず、チームに申し訳ないと思っていた」と口にする。21年の日本高校選抜の守護神、そして主将を任された熊倉だが、3月初旬のデンソーカップチャレンジ(デンチャレ)直前に左肩を負傷。デンチャレは登録メンバーから外れ、チームのサポート役に回った。

 脱臼した箇所があり、まだ痛みが残る身体。それでも、「この高校選抜のキャプテン任されてから、キャプテンらしいことを何もしていなかった。先頭に立ってプレーも、生活面もやらないといけないと思っていた」という思いが、身体を突き動かした。

 自身が不在だったデンソーカップチャレンジで助けてくれたGK藤井陽登(矢板中央高)が、今回は負傷を抱える中での参加。藤井が30分限定の出場だったこともあって、熊倉は1試合分以上の出場時間となったが、痛みを感じさせないような動きと責任感で止めて、止めて、止めまくった。

 そして、「今後のサッカー人生にとってプラスになると思う」というほどの1勝。それでもピッチ内外で「まだ甘さがあると感じた」という熊倉は、より高い意識を持って大学サッカーに挑戦し、目標のJリーガー、日本代表への道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)
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