「何としても、どんな形からでも…」FW食野亮太郎が膨らませるゴールへのイメージ
ゴールに直結するプレーを――。翌29日にU-24アルゼンチン代表との2試合目を控えるU-24日本代表のFW食野亮太郎(リオ・アベ)は、チームに勝利をもたらす得点を生み出すことを意識して試合へと臨む。
26日に行われたアルゼンチンとの1試合目。ベンチスタートとなった食野は後半33分からピッチに送り込まれると、同35分にはMF久保建英(ヘタフェ)への落としでシュートチャンスを創出するなど奮闘したが、得点を生み出すことはできなかった。
ベンチから見つめた時間を含め、アルゼンチンの印象は「事前の分析で見ていたとおり、うまくて攻守にアグレッシブ」。そして、実際にピッチに立ったときに感じたのは、「自分たちが予想していたよりも速かったというのが正直なところ。アルゼンチンの選手は守備の部分で足を出してくる間合いとか、タイトに来ていた」ということだった。
試合は0-1の完封負け。しかし、1試合を消化したことでゴールへのイメージも膨らんでいる。
「アルゼンチンは中が固く、コンパクトに守備をしてきたので、サイドを深くえぐり、そこからクロス。僕たちにはそんなに大きな選手がいないので、速い足下へのクロスやマイナスのクロスなどが必要になってくると思う」
自身は、昨年1月にタイで行われたAFC U-23選手権以来の招集に。同大会では10番を背負い、1ゴール1アシストを記録したものの、未勝利のまま、史上初のグループリーグ敗退の屈辱を味わった。当然、あの時の悔しさは忘れていない。そして、その悔しさを糧に成長してきた。
「(AFC U-23選手権でのグループリーグ敗退を受けて)特に一人ひとりの個のレベルアップが必要だと感じた。自分の特長であるドリブルやシュートだったり、数字に直接つなげることが必要だと思い、ポルトガルに行った。日々こだわってシュート練習をしたり、積極的に仕掛けたり、何としても、どんな形からでも得点を奪えるように個の土台を大きくしようとしてきた」
アルゼンチン戦ではトップ、もしくは2列目で起用されることになるだろう。「自分のポジションはゴールやアシストが求められるポジション。得点に直接関われるようなプレーを心掛け、どんどん仕掛けていきたい」と意気込んだように、ゴールという結果を生み出し、約1年2か月の成長を示したいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)
26日に行われたアルゼンチンとの1試合目。ベンチスタートとなった食野は後半33分からピッチに送り込まれると、同35分にはMF久保建英(ヘタフェ)への落としでシュートチャンスを創出するなど奮闘したが、得点を生み出すことはできなかった。
ベンチから見つめた時間を含め、アルゼンチンの印象は「事前の分析で見ていたとおり、うまくて攻守にアグレッシブ」。そして、実際にピッチに立ったときに感じたのは、「自分たちが予想していたよりも速かったというのが正直なところ。アルゼンチンの選手は守備の部分で足を出してくる間合いとか、タイトに来ていた」ということだった。
試合は0-1の完封負け。しかし、1試合を消化したことでゴールへのイメージも膨らんでいる。
「アルゼンチンは中が固く、コンパクトに守備をしてきたので、サイドを深くえぐり、そこからクロス。僕たちにはそんなに大きな選手がいないので、速い足下へのクロスやマイナスのクロスなどが必要になってくると思う」
自身は、昨年1月にタイで行われたAFC U-23選手権以来の招集に。同大会では10番を背負い、1ゴール1アシストを記録したものの、未勝利のまま、史上初のグループリーグ敗退の屈辱を味わった。当然、あの時の悔しさは忘れていない。そして、その悔しさを糧に成長してきた。
「(AFC U-23選手権でのグループリーグ敗退を受けて)特に一人ひとりの個のレベルアップが必要だと感じた。自分の特長であるドリブルやシュートだったり、数字に直接つなげることが必要だと思い、ポルトガルに行った。日々こだわってシュート練習をしたり、積極的に仕掛けたり、何としても、どんな形からでも得点を奪えるように個の土台を大きくしようとしてきた」
アルゼンチン戦ではトップ、もしくは2列目で起用されることになるだろう。「自分のポジションはゴールやアシストが求められるポジション。得点に直接関われるようなプレーを心掛け、どんどん仕掛けていきたい」と意気込んだように、ゴールという結果を生み出し、約1年2か月の成長を示したいところだ。
(取材・文 折戸岳彦)