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「来季にリバプールで本当の問題に直面する」英記者が南野拓実の将来を予想

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 イギリス人記者デイヴィッド・リンチ氏は、来シーズンのリバプールでの南野拓実の状況は引き続き難しいものになると予想した。

 2020年1月にリバプールに加入した南野だが、プレミアリーグ初ゴールまでに約1年を要するなど苦しい時間を送る。そして、今冬の移籍市場で半年間の期限付きでサウサンプトンに新天地を求め、ここまで公式戦6試合で2ゴールを記録するなどのインパクトを残す。

 そんな日本代表FWは、セビージャ行きなどが一部で報じられるも、シーズン終了後にリバプールに復帰予定。しかし、ユルゲン・クロップ監督率いるチームの中で再び厳しいポジション争いに直面するようだ。リンチ氏は、イギリス『リヴァプール・エコー』の記者マット・アディソン氏との対談の中で同選手の来シーズンを予想した。

「来シーズンに入れば、彼は本当の問題に直面する。ミナミノはサウサンプトンで主に左サイドでプレーしているが、リヴァプールでプレー時間を得るためには問題になる。先制点を決めたクリスタル・パレス戦で彼はこの位置で先発し、リバプールでの良いパフォーマンスの1つだった。しかし、長期的な問題として、リヴァプールにはサディオ・マネとディオゴ・ジョタがいて、このことは彼にとってポジションを得られるチャンスがあるような良い兆候ではない」

 また、ライアン・ブリュースターの例を挙げて、南野への称賛を続けるクロップ監督を「プレスの前で選手に関する本音を喋ったりはしない」と表現した同氏は、日本人代表FWのリバプールでの将来に関する予想を続けた。

「ミナミノに依然としてアンフィールドでの将来があるとクロップはできる限り主張しようとしていても、現時点で決定的なインパクトを残せていない。クロップはそろそろ彼の将来について理解することになるし、すでに決めてしまった可能性もある」

「リバプールでの考えを変えるために、1試合おきのゴールやアシストという面でのチームへの貢献など、彼にはサウサンプトンでの最初のほうの調子を維持しなければいけない。彼はリヴァプールでチャンスを得られなかったから、自身への認識を変えるために、ミナミノは最高の状態であり続ける必要がある」

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