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日本代表齊藤コーチは“偽陽性”…精密検査で陰性確定も専門医は検査過程の正当性主張

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齊藤俊秀コーチ

 日本サッカー協会(JFA)は29日、新型コロナウイルスの陽性反応が出ていた日本代表の齊藤俊秀コーチの陰性が確定診断されたと発表した。

 同コーチは21日の集合前の検査で陰性だったが、翌22日の同検査で陽性と診断された。そのためにチームを離脱し隔離期間に入っていた。

 ただしその後、JFAが連携する医療機関で精密検査を行った結果、陰性と再判断されたことで、27日の保健所の承認を待って隔離を解除した。しかし齊藤コーチが代表に合流することはないという。

 結果的に偽陽性という結果に終わったが、JFAによると、医学委員会アドバイザリーの感染症専門医は「今回のような事例は避けられないもの」との見解を示す。

 そしてその上で、「今回のようにスクリーニング検査の結果判定が困難な事例を積極的に抽出し、早期隔離する方が、感染拡大のリスクを厳格に低減できる。加えて、専門施設による確定検査を実施する方が、より診断の確実性が高まる」と検査過程の正当性を主張した。

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