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「大地は右利きなのでトラップしやすいかなと」DF瀬古歩夢、アウトにかけた“直感”好アシスト

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[3.26 SAISON CARD CUP 2021 U-24日本 3-0 U-24アルゼンチン 北九州]

 スコアレスで折り返すかと思われた前半45分、U-24日本代表はDF瀬古歩夢(C大阪)が最前線にロングフィード。裏を取ったFW林大地(鳥栖)とのコンビネーションで先制ゴールを奪った。

 試合前から狙っていたという。瀬古は「試合前から大地と話していた。自分の特長でもありますし、常に狙って行こうと思っていました」と胸を張ると、「普段からああいうボールを狙う時は、結構アウトサイドにかける。あの場面もCBの間はアウトにかけた方が、大地は右利きだったのでトラップしやすいかなと感じ。直感で出しました」と充実の表情で振り返った。

 チームとしても3日前の初戦から修正がみられた。特に球際の強さを出すことはチームとしても再確認していたところだった。「球際のバトルになるというのは試合前から想像していましたし、監督からも絶対に負けるなというのは言われていた。その中で今日は全員が非常に戦っていて、勝っている部分が多かったので、それが今日の勝因つながったと思っています」。こちらについても手ごたえを語る。

 東京オリンピックまで4か月。1年間の延期を経たことで、メンバー争いの顔ぶれも変化し、より熾烈になっている。「日本で開催するからにはやっぱり金メダルというのは、チーム全員が目標にしているところ」と改めてオリンピックへの思いを語った瀬古は、「うまく対応できたことは非常に自分にとっても自信になったけど、もっともっと潰しにいける部分もあったし、自分の判断ミスというのも多々あったのは事実。今回見つけた課題を修正していければいいなと思っています」と更なる成長を誓った。

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