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本田圭佑、悪童バロテッリの改革を試みた過去「マリオを変えようと思い…」

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MF本田圭佑が語るFWマリオ・バロテッリ

 アゼルバイジャン1部のネフチ・バクーに所属するMF本田圭佑が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ミラン時代を振り返った。

 本田はかつて、2014年1月にCSKAモスクワからセリエAの名門ミランに移籍。背番号10番を背負い、3年半にわたってプレーした。その後はメキシコのパチューカやオーストラリアのメルボルン・ビクトリー、オランダのフィテッセ、ブラジルのボタフォゴと世界各国を渡り歩き、今春からはアゼルバイジャンに新天地を求めた。本田はイタリア紙に対し、「僕は常に新たな刺激を求め、自分自身を乗り越えていきたいんです。若い頃は違いましたが、今はキャリアのためではありません。それにお金のためでもありません。ただ、サッカーへの情熱を追い求めているんです」と説明する。

 そんな本田は、ミラン時代を振り返り、当時CEOを務めていたアドリアーノ・ガリアーニ氏に感謝しつつ、チーム内に多くの問題があったことを明かした。

「12歳の時に学校の作文で書いた夢を実現することができました。チャンスをくれたガリアーニには、今も感謝しています。しかし多くの問題がありました。クラブにはトッププレーヤーを獲得する資金がなく、“普通”の選手であっても、このユニフォームに袖を通すチャンスを得ることができました。明確な戦略もなく、3カ月ごとに、新たな指揮官がやって来ます。こんな環境で結果を出すことは不可能でした。僕たちは全力を尽くしましたが、ファンはもっと多くを求めていました」

 続いて元ミランMFは、元同僚FWマリオ・バロテッリに言及。元イタリア代表FWの成長をサポートしようとしたことを明かした。

「彼はとてつもない才能の持ち主でしたが、成長するための努力をまったくしていませんでした。僕は彼のルーティンを変えようと思い、『マリオ、信じてくれ。最強選手になりたければ、ハードにトレーニングをしなければダメだ』と伝えました。真剣な顔をして僕の話を聞いてくれて、翌日は40分早く、ジムにやってきました。その次の日も。しかし3日目には投げ出してしまった。マリオはそんな奴なんです」

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