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広島皆実の185cmレフティーCB倉和也「後ろでチームの柱として……」

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広島皆実高の185cmの大型レフティーCB倉和也

 広島皆実高(広島)の仲元洋平監督は今年のチームについて、「例年になく色々な個性が揃ったメンバーだと思います」と評している。注目司令塔のMF中島永弥(新3年)と185cmの大型レフティーCB倉和也(新3年)、そして10番FW田部健斗(新3年)の3人をはじめとした個性豊かな選手たちの力を結集し、全国で勝つチームを目指していく。

「第26回船橋招待U-18サッカー大会」(千葉)では東京Vユース(東京)を下し、東福岡高(福岡)とドロ―。大会最終日は市立船橋高(千葉)と名古屋U-18(愛知)に連敗したが、貴重な経験になったようだ。

 個々が球際で負けないこと、チームとしてまとまって戦うことを意識しながらグラウンダーでのパスワークにチャレンジ。市立船橋戦は0-2で敗れたものの、豊富な運動量を見せていた左WB橋本光正(新3年)のクロスなどから決定的なシーンを作り出していた。

 昨年までFWで出場することもあった倉(広島ピジョンFCジュニアユース出身)は、今年からCBに専念。仲元監督も「チームの中でもボールを結構蹴れるんですよね。(左足キックは)裏を一発で取ったり、サイドを十分に変えられます。デカい割に足も結構速い」と注目する存在だ。

 現在は試合経験を重ねながらレベルアップを目指している最中。船橋招待大会では「この大会、自分キックの調子がめちゃくちゃだったので……」と首を振っていたが、陸上競技で全国中学校大会にも出場している快足右WB藤井永遠(新2年)への展開など、その左足は繋ぐチームのアクセントになっている。

 倉は「後ろでチームの柱としてやっていこうと思っています。左利きというのがデカいと思いますし、全国の他の選手とか見ても身長では劣っていないと思っている。全国で活躍するために練習して、武器である左足を磨いていきたい」と誓った。

 より立ち位置やビルドアップの部分の精度を上げ、空中戦での力強さも身に付ける考え。そして、「広島で圧倒的な力を見せつけて全国でまず1勝しに行くことを目標にしています」という目標にチームの柱として貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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