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「進化」テーマの矢板中央。MF大畑凜生は2年間で磨き上げた武器に加え、攻撃性能向上へ

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矢板中央高の日本高校選抜候補MF大畑凜生

 “赤い壁”こと矢板中央高(栃木)で磨き、武器となった守備。日本高校選抜候補MF大畑凜生(新3年=大宮西カリオカFC出身)は今年、攻撃面でのレベルアップを果たし、さらなる飛躍を遂げる。

 大畑は昨年、矢板中央の中盤の要として存在感あるプレー。運動量、球際の強さ、そして“矢板中央のハードワーク“を表現する力も兼ね備えるボランチは、選手権でチームの3位に貢献し、日本高校選抜候補に選出された。

 日本高校選抜候補合宿でも、中盤でのボール奪取など「結構、自分でも手応えがあった」というパフォーマンス。だが、選抜メンバー23人に残ることはできなかった。「周りの選手が自分よりも何か上だったのかなと」。選手権のヒーローたちとの競争で成長を遂げたと同時に、まだまだ課題があることを実感した4日間の選考合宿。ビルドアップ時の判断の遅さなどの課題を得たという大畑は、新チームで攻撃面の強化に取り組んでいる。

 元々前線でプレーしていた大畑は守備が課題だったというが、堅守・矢板中央の2年間で大きくレベルアップ。課題を武器に変えた大畑は、「その守備の部分は消さないで、長所として伸ばしつつ、攻撃の部分で一つテンポを変えられる選手であったり、去年までは守って素早く前に繋げるという部分があったんですけれども、自分のところで時間を作ったり、ゲームを1試合通してコントロール出来る選手になれればと思います」と意気込んでいる。

 得点にもこだわる大畑は、28日まで開催された第26回船橋招待U-18大会(千葉)でFKから1ゴール。サニックス杯(3月、福岡)でも1ゴールを挙げた。徐々に攻守両面で勝利に貢献できる選手へと成長中。そして、「ラスト1年で攻撃の部分でチャレンジできるようになってきた。レベルアップしていきたい」と誓った。

 チームは高橋健二監督や金子文三コーチの指導の下、4度目の選手権3位となった昨年からの「進化」をテーマに取り組んでいる。相手を引き込んでの守備やセットプレーの強さを維持しながら、攻守両面で新たなチャレンジ。「新チームが始動した段階でポゼッションや自分たちがボールを握って攻撃で時間をつくることをやってきました。(また)プレスをかけるところだったり、攻撃的な守備を求めてこのフェスティバルに挑みました」(大畑)。船橋招待大会では良い形の攻撃で終わる回数を増加。一方で攻撃的な前からの守備は、失点が重なるなど改善の必要性を突きつけられている。

 より戦う術を増やすことにトライしながら、勝利を目指すシーズン。大畑は「色々自分たちで学びながら、プリンスリーグの中でチャレンジして、チームとしては選手権日本一とプレミアリーグ参入という目標があるので、シーズンを通してもっとレベルアップしていきたい」。貪欲にレベルアップを続けて、今冬こそ壁を超える。

(取材・文 吉田太郎)

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