カタール・ワールドカップ欧州予選第3節2日目が3月31日に行われた。

　グループJで波乱が起きた。ここまで2連勝のドイツ代表は北マケドニア代表に1-2で敗戦。順位を3位に落とした。前半終了間際にFWゴラン・パンデフに失点を喫すると、後半18分にはMFイルカイ・ギュンドアンのPKで同点に追いつく。しかし終了間際にMFエリフ・エルマスに勝ち越しゴールを許し、予選初黒星となった。

　グループJは、アルメニアが3連勝で首位、勝利した北マケドニアが得失点差で2位、ドイツは3位に位置している。

　グループIでは、連勝中のイングランド代表と1勝1分のポーランド代表が対戦した。イングランドFWハリー・ケインとポーランドFWロベルト・レバンドフスキのストライカー対決となるかと思われていたが、レワンドフスキが負傷により欠場が決定。またポーランドは新型コロナウイルスの感染者も出ており、難しいチーム状況での試合となった。

　先制はイングランド。前半19分、FWラヒーム・スターリングが敵陣内でファウルを受けてPKを獲得する。キッカーはケインが務め、名手GKボイチェフ・シュチェスニーから先制ゴールを奪ってみせた。ポーランドも後半13分、相手守備陣の連携ミスを突き、MFヤクブ・モデルのゴールで同点に追いつく。

　再びスコアを動かしたのはイングランド。後半40分、左CKはファーサイドに流れると、DFジョン・ストーンズが鋭く反応し、中央に折り返す。こぼれたボールをDFハリー・マグワイアが叩き込み、値千金の決勝ゴールとなった。3連勝のイングランドは首位に、1勝1敗1分のポーランドは4位となっている。

　グループBでは、スペイン代表がコソボ代表に3-1で勝利。グループCのイタリア代表はリトアニア代表に2-0で勝利し、3連勝を達成している。グループDのフランス代表はボスニア・ヘルツェゴビナ代表に1-0で勝利を収めた。

以下、各グループの試合結果
第3節2日目
3月31日

グループB
ギリシャ 1-1 ジョージア
スペイン 3-1 コソボ

グループC
リトアニア 0-2 イタリア
北アイルランド 0-0 ブルガリア

グループD
ボスニア・ヘルツェゴビナ 0-1 フランス
ウクライナ 1-1 カザフスタン

グループF
モルドバ 1-4 イスラエル
スコットランド 4-0 フェロー諸島
オーストリア 0-4 デンマーク

グループI
サンマリノ 0-2 アルバニア
アンドラ 1-4 ハンガリー
イングランド 2-1 ポーランド

グループJ
アルメニア 3-2 ルーマニア
リヒテンシュタイン 1-4 アイスランド
ドイツ 1-2 北マケドニア

---

●カタールW杯欧州予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧