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クロース、人権問題に揺れるカタールに「W杯開催国であることは間違い」

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ドイツ代表MFトニ・クロース

 ドイツ代表MFトニ・クロースは、カタールでワールドカップが開催されることは間違いであると主張した。

 2022年に中東で初めてワールドカップを主催するカタール。しかし、開催地決定当初からさまざまな疑惑の目が向けられている。2月にはイギリス『ガーディアン』が、劣悪な労働環境の末に6500人以上の移民労働者が同国で命を落としたと報じていた。これを受け、ヨーロッパ予選でノルウェー代表やドイツ代表がカタールの人権問題を提起するTシャツを着用するなど、波紋を広げている。

 ドイツ代表の一員として4大会目のワールドカップ出場を目指すクロースだが、弟フェリックスとのポッドキャスト『Einfach mal Luppen』の中で、2022年ワールドカップの開催国について言及。「この大会がカタールで開催されることは間違いだと思う」と話し、批判的な考えを続けた。

「移民労働者は何日も休憩なしで50度の灼熱にさらされ、不十分な栄養しか与えられず、飲み水もなく、狂った気温の下で働いている。これらすべては間違いなく受け入れられないものばかりだ。ボイコットにより労働環境は改善されるのか?フットボールは常に過度な注意を呼び起こすけど、そうなるとは思わない」

 なお『FIFA』は、「非常に厳しい安全対策が取られており、FIFAワールドカップ用の建設現場での事故は、世界各地の他の主要設備の建設プロジェクトよりも少ないもの」との声明を発表している。

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