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バルサ時代を振り返るペップ「『自分が、自分が』という選手より、共通の利益を考える選手と親しくした」

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シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督

 マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督がアメリカ『ESPN』のインタビューに応じ、FWセルヒオ・アグエロとの別れや自身のチームマネジメントなどについて語った。スペイン『カデナ・セール』が伝えている。

 シティは3月29日、アグエロが今季限りで退団することを発表した。アルゼンチン代表FWは2011年夏の加入から通算384試合に出場し、クラブ歴代最多の257ゴールを記録。ヨーロッパ圏外選手のプレミアリーグ最多得点記録を保持しており、通算12回のハットトリックはリーグ歴代最多の数字だ。10番を背負い、4度のプレミアリーグ優勝など数々のタイトル獲得に貢献してきた。

 グアルディオラ監督にとってアグエロは、ラ・リーガでのFWリオネル・メッシやセリエAにおけるディエゴ・マラドーナ氏に匹敵する存在のようだ。インタビューを通じて教え子に最大級の褒め言葉を送っている。

「私はアグエロの数字がそれを物語っていると言いたい。アルゼンチン人のマラドーナがイタリアを征服した。別のアルゼンチン人のメッシがスペインを征服した。そして、アグエロはイングランドを征服した。彼らの数字が、彼ら自身を物語っている」

 また、グアルディオラ監督はインタビューでドレッシングルームの管理方法についても質問され、次のように話した。

「シーズンを通して、選手との関係は常に傷痕を残すものだが、同時に多くの学びをもたらす。全てから学ぶことができるんだ。しかし、監督と選手の関係は、監督ではなく選手に委ねられている。(監督と)非常に親密な関係を築くべき選手と、距離を置くべき選手がいる」

 シティ指揮官はこのテーマに関し、バルセロナ時代を例に「バルセロナでは他のある選手たちよりも、何人かの選手たちとより親密な関係を築いていた。というのも、共通の利益を考える選手が多く、『自分が、自分が』とばかり考えている選手よりも、このタイプの選手に親近感を覚えるからだ」と説明。具体的な名前は挙げなかったが、選手によって接し方を変えていたと明かした。

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