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U-24日本代表戦、内田篤人の見解。久保建英と苦戦の三笘薫、明暗わかれた二人の違いは?

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 元日本代表DF内田篤人氏が、自身がMCを務める『DAZN』の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」でU-24日本代表について語った。

 東京五輪に向けて強化を続けるU-24日本代表は、3月のインターナショナルマッチウィークでU-24アルゼンチン代表と連戦した。26日の第1戦で南米王者に対して0-1で惜敗した日本だが、中2日で行われた2戦目では先発9選手を入れ替えた中で高いインテンシティを維持し、3-0で快勝した。

 内田氏は2試合の印象について、「1試合目のほうがアルゼンチンが南米らしさを出してきましたね。シンプルに(最終ライン)裏を狙ってきて、前に出てきて球際でガシガシきて、(日本はそれに苦戦して)終わってしまった。それが2戦目では改善して、臆することなく下がらず、後ろも安定させることができました。ゴールを挙げたことで落ち着くこともできた」と振り返った。

 また、ゲストの元日本代表FW佐藤寿人氏は、「もちろん、2試合目では相手の強度も多少落ちましたが、ボランチに入った田中碧選手が良かったです」と川崎フロンターレの22歳MFを称賛。続けて、「板倉滉選手との関係性も含め、中盤が良かったですね。先制点も大きかった。勇気をもってボールを握って動かすことが、1試合目よりも2試合目の方ができていました」と、短期間で修正したチームを称えた。

 また佐藤氏は、特に2試合目で2アシストを記録するなどチームを牽引した久保建英(ヘタフェ)と、先発した1試合目で期待されながらも相手に封じられた三笘薫(川崎フロンターレ)について、「特に第1戦、Jリーグでほとんど止められない三笘選手があれだけボールを奪われた。あそこから、彼がどこまで進化できるのかは楽しみです。逆に久保選手はボールを取られることは少ないですし、仕掛けた際はほとんど(相手のマークを)はずせていた」とコメント。一方、内田氏は二人の違いについて、以下のように話した。

「そのあたり、僕は『慣れ』だと思います。久保選手は外国人選手に慣れている。南米だろうがヨーロッパだろうが、(プレッシャーに来た時に)『こんな感じだろうね』という感覚でスパっと(かわしていける)」

「三笘選手はもうちょっと…海外選手とJリーグの選手では違うので。これはどちらのレベルが上とかという話ではなくて、質(間合いやプレスの感覚)が違うんですよ。だから、(三笘選手は)この後のリアクションが一番大事だと思います」
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