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ダービーの罵り合いのイブラヒモビッチとルカク、罰金分を慈善事業へ寄付で幕引きへ

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 1月末のコッパ・イタリア準々決勝インテル対ミラン(2-1)で衝突したFWズラタン・イブラヒモビッチとFWロメル・ルカクに科された罰金は、慈善事業へと寄付されることになった。ミランおよびインテルが1日、共同声明文をそれぞれの公式サイトを通じて発表した。

 マンチェスター・ユナイテッド時代のチームメートでもあるイブラヒモビッチとルカクは、1月26日に行われたコッパ・イタリアのミラノダービーにおいて、頭を突き合わせて互いを侮辱するなどして衝突。直後に両者ともに1試合の出場停止処分を科されたほか、イブラヒモヴィッチを巡っては、ルカクの母親が信仰しているとされるブードゥー教に対する差別的な発言が疑われた。

 しかしイタリアサッカー連盟(FIGC)の検事局は調査の結果、差別的発言については認めず、反スポーツ的行為と結論付けている。それから、スポーツ裁判所において2人の処分が検討されてきた。

 ミランとインテルの両クラブは1日、共同で声明文を発表。イブラヒモビッチおよびルカクの行為が、スポーツのフェアプレーの精神にそぐわないものであったことを認めつつ、検事局との協議の結果、科される罰金の総額を慈善事業へ寄付することを伝えた。選手の差別的発言が認められた場合、10試合の出場など重い処分が科される可能性があったが、最悪の事態は回避できたようだ。

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