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「トミヤスの価値は33億円を下らない。正真正銘の宝」伊紙が冨安健洋を特集で絶賛

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 ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が2日に特集を組んで注目した。

 ボローニャでの2シーズン目を送る冨安。今シーズンはチームの台所事情に応じて守備の全ポジションを経験するなど、優れたユーティリティ性を示した。イタリア紙は、そんなボローニャの宝である冨安について特集を組んだ。「トミヤスの価値は2500万ユーロ以上(約33億円)」と見出しをつけてスポットライトを当てた。

 今夏の移籍市場が近づく中、「イタリア国内のクラブだけでなく誰もが彼のことを気に入っている」と指摘。「イタリアのすべてのビッグクラブが、彼の無限の潜在能力に注目している。プレミアリーグの重要な2クラブも同様だ」と述べ、他チームからの関心を伝えた。

 ただ、「ボローニャは、正真正銘の宝を保有していることを理解しており、日本人選手の真の価値にふさわしい金額が提示された場合に限り、トミヤスを手放すだろう」と予想。「さらなる成長を遂げると分かりつつ、黒字のためだけに彼を放出することは大罪に値するだけに、ボローニャは彼を残留させることを望んでいるだろうが、巨万のオファーが届けば抵抗はできない」との見解を示した。

 その上で、「公式な評価はまだ下されていないが、冨安の移籍金が2500万ユーロを下回ることは絶対にないだろう」と予想されている。

■冨安ならどんなリーグでも欲しがる
 続いてイタリア紙は、「何でも学び、あらゆる場所でプレー。だからこそどんなリーグのクラブも欲しがる」と指摘して日本代表DFを絶賛。「トミヤスはどこでプレーさせても何でもできる。彼に失望させられることはなく、安心していられる。イタリアのカルチョへの適応も2、3週間ほどで、ほぼ現在のようなトミヤスになっていた」と綴った。また、ミラン戦やアタランタ戦で見せた決定力を称えて「DFというより、ゲームを組み立てることができるMFのようなゴールだった」と賛辞を贈った。

 そして最後に「信じて欲しい。シニシャは言葉には出さないが、トミヤスを誇りに思っているはずだ」と指摘。「1回ですべてのアドバイスや教えを吸収することができるスポンジのようなトミ。マークが緩すぎる時もあるが、したたかさやマリーシアを身につけてイタリア人化すれば、より決定的な選手になるだろう」と期待を寄せて締めくくった。

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