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技ありすぎる…DF福森がノールックからダブル股抜き決勝弾! 札幌は開幕節以来の白星、福岡は4戦ぶり敗戦

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鮮やかな勝ち越しゴールを決めたDF福森晃斗

[4.3 J1第7節 福岡 1-2 札幌 ベススタ]

 J1リーグは3日に第7節を行い、アビスパ福岡北海道コンサドーレ札幌が対戦。札幌が2ー1で勝利を収め、開幕節以来の今季2勝目となった。

 福岡は連勝で迎えた3月21日の前節、サガン鳥栖との“九州ダービー”はドロー。同月27日のルヴァン杯第2節は鹿島アントラーズに1ー5の大敗を喫した。半月ぶりの白星を手にするべく、福岡は前節から先発を4人変更。DF志知孝明、今季リーグ戦初スタメンのMF湯澤聖人、加入後リーグ戦初スタメンのFW渡大生、そして加入後公式戦初出場のDF奈良竜樹が名を連ねた。

 福岡は4ー4ー2の布陣で、GKは村上昌謙。4バックはDFエミル・サロモンソン、奈良、DF宮大樹、志知が並ぶ。ボランチ2枚はMF重廣卓也とMF前寛之を起用し、右MFは金森健志、左MFは湯澤を配置。前線2枚はFW山岸祐也と渡が入った。

 一方、札幌は3月20日の前節、ヴィッセル神戸に3ー4の大逆転負け。同月27日のルヴァン杯では鳥栖に5ー1で快勝しているも、リーグ戦では開幕節以来の白星を狙う。前節から3人先発変更となり、GK菅野孝憲、MF深井一希、今季加入後リーグ戦初スタメンのDF岡村大八が起用された。

 札幌は3ー4ー2ー1の布陣でGKは菅野。3バックは岡村、DF宮澤裕樹、DF福森晃斗が並ぶ。中盤の底にMF駒井善成と深井が入り、右WBはMFルーカス・フェルナンデス、左WBはMF菅大輝を配置。2シャドーにMF金子拓郎とMFチャナティップ、1トップにFWアンデルソン・ロペスを起用した。

 両者の拮抗した展開を崩したのは札幌。前半30分、中盤から駒井がロングフィードを放つと、PA左のA・ロペスが反応する。奈良のディフェンスをかわしながら巧みなヘディングシュートで合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。

 先制を許した福岡も追いかけるが、金森や山岸のシュートは相手守備陣に阻まれ、ゴールネットを揺らすことはない。前半は札幌が1-0のリードで折り返した。

 後半に入ると福岡が攻勢に出る。後半6分には山岸がヘディングシュートでゴールを迫るが、菅野に阻まれる。すると直後のセットプレーで得点が生まれる。サロモンソンの左CKを奈良がドンピシャヘッド。加入後初出場の27歳が古巣相手に同点ゴールを決め切った。

 しかし、札幌は焦らない。横パスでじわじわと敵陣に迫り、後半9分に勝ち越しに成功。パスを受けた福森が金森のスライディングタックルをかわすと、PA左手前で視線を逸らしながら左足でグラウンダーのシュートを放つ。走り込んだ重廣とPA内の奈良の2選手の股下を通しながら、ゴール右隅に流し込んだ。

 再びリードを奪われた福岡は後半16分に3枚の交代カードを切る。金森、湯沢、渡を下げ、MF吉岡雅和、MF石津大介、FWフアンマ・デルガドを投入。札幌も同17分にチャナティップと菅に代えて、DFキム・ミンテとFW小柏剛を入れた。

 福岡は後半19分に決定機。PA手前の石津が左サイドにパスを回し、志知がクロスを上げる。ファーサイドのフアンマが強力なヘディングシュートを放つが、菅野の好セーブに遭った。

 オープンな展開が続くも、スコアはそのまま動かずに試合終了。札幌は2ー1で接戦を制し、開幕節以来の約2か月ぶりとなる勝利となった。一方で、福岡は3試合ぶりに失点。一時追いつくも勝ち越しを許し、4試合ぶりの敗戦となった。

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