[4.3 リーグアン第31節 パリSG 0-1 リール]

　負傷から復帰したパリSGのFWネイマールは約2か月ぶりに先発入り。しかし、試合終了間際に2回目の警告でレッドカードとなった。直後にはともに退場となった選手とピッチ外で口論になった様子が映像で映し出されている。仏『レキップ』が伝えた。

　リーグアンは3日に第31節を行い、首位パリSGは2位リールと対戦。勝ち点で並ぶ両者の大一番は、前半20分の得点が決勝点となる。リールはFWジョナサン・デイビッドがPA内で右足シュートを放つと、パリSGの選手に当たりながらゴールネットを揺らした。

　先発復帰で熱さも取り戻したネイマールは後半3分にMFバンジャマン・アンドレからファウルを受ける。すると、ヒートアップしたネイマールは至近距離でアンドレに詰め寄ると、最後は自らの手で相手の顔を押し込んでしまい、主審からイエロカードをもらってしまった。

　激しいマークに遭い続けたネイマールは、後半44分に堪忍袋の緒が切れる。左サイドでDFディアゴ・ジャロと激しくマッチアップすると、その当たりに我慢できず、ボールがラインを割った直後にジャロを突き飛ばしてしまった。主審は笛を吹き、2回目の警告でレッドカードを掲げた。

　しかし、ネイマールを突き飛ばしたとしてジャロにも2回目の警告が与えられ、結局互いに退場処分に。両者はピッチ外でともにロッカールームに向かうと、再び少しずつヒートアップする。『レキップ』が『Canal+』の内容を伝えており、両者はいったん落ち着きを取り戻したように見えたが、スタジアム内の廊下で再び掴みかかる。スタッフ数名が両者を引き離し、そのままロッカールームに引きずり込んでいた。

　ネイマールは直近のリーグ戦14試合で3度目の退場処分に。昨シーズン最後の出場となった試合でレッドカードをもらっていたネイマールは、今シーズンの第3節・マルセイユ戦で今季最初の退場処分となっていた。そして長引いた負傷明けから先発復帰となった今節、再びレッドカードをもらってしまった。

　試合はパリSGが0-1で敗戦。同勝ち点だったリールに勝ち点3差をつけられ、首位の座を奪われている。

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