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終了間際のオウンゴールが決勝点!! 金沢、アウェーで町田破って3連勝

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MF大石竜平のクロスが決勝点につながった

[4.4 J2第6節 町田0-1金沢 Gスタ]

 J2リーグは4日、第6節を各地で行い、ツエーゲン金沢FC町田ゼルビアを1-0で下した。後半45分、MF大石竜平のクロスから決まったオウンゴールが決勝点となり3連勝を達成。一方の町田は優勢を保っていたものの、決定力不足が響いた。

 ホームの町田は前節の甲府戦(○1-0)で3試合ぶりの勝利を挙げ、勢いを取り戻して迎えた一戦。先発は1人の入れ替えを行い、MF吉尾海夏に代わってMF太田修介を起用した。一方の金沢は4戦負けなし(3勝1分)の2連勝中。前節の相模原戦(○2-1)と同じスターティングイレブンを並べた。

 立ち上がりは互いにシュートが少ない拮抗した展開。それでも町田がやや押し気味で試合を進め、サイドからのクロスにFW中島裕希が飛び込む形でチャンスを立て続けにつくった。前半19分にはMF平戸太貴のショートコーナーからMF長谷川アーリアジャスールが頭でそらすも、味方には惜しくも合わず。同36分には太田のカットインシュートが枠を外れた。

 なかなかチャンスをつくれない金沢は前半39分、DF庄司朋乃也のロングフィードをFW瀬沼優司が頭で落とし、FW丹羽詩温がチームを通じてのファーストシュートを放ったが、ボールは大きくゴール右外へ。町田も同40分、長谷川とのワンツーからMF高江麗央が狙うもGK後藤雅明にキャッチされ、スコアレスのまま前半を終えた。

 後半も主導権を握ったのは町田。しかし、同12分にDF奥山政幸のボール奪取から始まったカウンターは中島のクロスが平戸に合わず、18分には奥山が左サイドを突破して折り返すも平戸の左足シュートは枠を外れる。同20分、太田のクロスもファーサイドに大きく流れ、良い時間帯でなかなかゴールを奪えない。

 金沢は後半20分、最初の交代カードで瀬沼に代わってMF杉浦恭平を投入。さらに同26分、DF松田陸とMF嶋田慎太郎を下げ、DF高安孝幸と大石を起用した。対する町田も同28分、長谷川と太田に代えてMFマソビッチとFW岡田優希を入れ、さらに攻撃姿勢を強めた。

 町田は後半37分、投入直後から再三脅威となっていた岡田が強烈な右足シュートで相手GKを強襲。直後にはカウンターから金沢のMF大谷駿斗が長い距離をドリブルで切り裂いたが、奥山がカバーリングを見せた。町田は同43分、岡田の突破からマソビッチが右足を振り抜くも、これもゴールマウスを大きく外れた。

 その後も町田が攻め続けたが、最後は金沢に軍配が上がった。後半45分、MF藤村慶太のスルーパスに大石が右サイドを抜け出すと、力強く折り返したクロスボールがDF高橋祥平に当たってゴールマウスへ。このオウンゴールが決勝点となり、金沢が粘り強くアウェーゲームを制した。

(取材・文 竹内達也)
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