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ザック氏が古巣ミランを分析「セリエAでこれほど良いプレーをするチームは他にない」

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ミラン

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューの中で古巣ミランにエールを送った。

 2014年ブラジル・ワールドカップで日本代表の指揮を執ったザック氏は、1998年から2001年にかけてミランの指揮官として活躍。当時のチームは2シーズンにわたって成績不振が続いていたが、就任1年目にしていきなりスクデット獲得を達成した経歴を持つ。そんなザック氏のチームは、長年にわたる低迷を乗り越え、シーズン途中まで首位を走り続ける躍進を見せた今年のミランにも重なる。ザック氏は、自身のチームとステファノ・ピオリのチームの比較を求められると、見解を示した。セリエA第29節を終え、消化試合が「1」少ない首位インテルとは8ポイントの差が開くが、ザック氏は古巣にエールを送った。

「今のチームは、私のチームと真逆だよ。私が指導していたメンバーは、(パオロ)、アルディーニや(アレッサンドロ)コスタクルタ、(ズボニミル)ボバン、(ジョージ)ウェアなど、すでにあらゆる大会で勝利を収めた選手たちで、チームはサイクルの終盤に差しかかっていた」

「現在のミランは若く、トップチームの選手たちのほとんどは優勝経験がなく、初めてスクデットのチャンスを迎えた。数カ月前と比べて、チームのスピリットに変わりはないが、やや自信を失ったように見える。しかし自信を失ってはならない。セリエAにおいて、ミランほど団結し、良いプレーをするチームは他にない。今シーズンはインテルの優勝の可能性が高いが、ミランは追走して訪れたチャンスを活かせるようにしなければならない。差が開いているが、ミランにはズラタン(イブラヒモビッチ)がいる」

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