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ようやく今季初先発…札幌から加入のC大阪DF進藤「まだまだできると期待してもらえれば」

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セレッソ大阪のDF進藤亮佑

[4.6 J1第8節 横浜FM1-0C大阪]

 チームの緊急事態を受けて、ようやく初先発の機会が訪れた。セレッソ大阪のDF進藤亮佑は試合後、「試合に出してもらえればやれるという自信はこれまでも積み上げてきている。試合をやるにつれてコンディションも、身体のキレも、空中戦も、身体能力も上がってくる。まだまだできるということを皆さんに期待してもらえれば」と決意を語った。

 進藤は今季、育成年代から過ごしてきた北海道コンサドーレ札幌からC大阪に加入。札幌ではCBの主力として存在感を見せ、2019年には日本代表にも選出された経験を持つが、移籍後は開幕からDF瀬古歩夢とDF西尾隆矢の若手コンビに押され、第2節FC東京戦(●2-3)の終盤に途中出場したのみだった。

 ところがこの日はチーム内でコロナ禍の感染事例が発生し、濃厚接触の疑いがあるとされたレヴィー・クルピ監督がベンチ入りできなかった上、先発メンバーの顔ぶれも変化。進藤は右のセンターバックとして今季初先発を果たし、西尾とコンビを組む形となった。

「プロに入ってからセンターバックはほとんどやったことがなかったので、周りとコミュニケーションを取って、助けてもらいながらやろうと思っていた」。

 そんな意気込みで試合に入ったという進藤はボールを握りながら押し込んでくる横浜FMを相手に、ゴール前の局面で集中力を発揮。「試合前から我慢する時間帯が増えることも頭に入れていたので、きつい時間にブロックを組んで安定した守備をしようと意識していた」という準備も活かし、終盤のセットプレーによる失点までは堂々の堅守ぶりを見せていた。

「個人的にもチーム的にもネガティブな要素が大きい時こそ真価が問われると思っているし、この状況をカバーしていこうという気持ちは全面に出たと思う」。敗戦後もそう手応えを語った進藤は「内容は改善しないといけないけど、試合に臨む雰囲気は良かったのでこれからも継続できればと思う」と先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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