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川崎F遠野大弥が節目飾る決勝弾! 五輪世代の同僚に刺激「絶対に負けないという気持ちで」

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FW遠野大弥の決勝ゴールでJ1通算300勝に到達

[4.7 J1第8節 川崎F1-0鳥栖 等々力]

 川崎フロンターレの節目を祝う値千金の決勝弾となった。「点を取って来いと言われたので、役割を果たすだけでした」。投入からわずか3分後、インサイドハーフの位置に入ったFW遠野大弥が、期待に応えるゴールを陥れた。

「どのポジションでも結果を出せるのは僕の強み。インサイドハーフでも自分のランニングを生かしてやっていくことはこの2週間、意識していたし、こういった舞台で点を取ることは凄く嬉しい。もっともっと自分の良さを出してチームの勝利に貢献したいです」

 鳥栖に退場者が出た後、スコアレスで迎えた後半20分だった。MFジョアン・シミッチが縦パスを入れ、FWレアンドロ・ダミアンがスルー。遠野のトラップは乱れたが、こぼれ球に素早く反応すると、体勢を崩しながらも押し込んだ。今季2得点目はクラブのJ1通算300勝を飾る決勝弾。ホーム等々力陸上競技場での初ゴールとなり、「等々力初ゴールも嬉しいし、何よりチームが勝つことが一番」と頷いた。

 Honda FC(JFL)での活躍が評価され、2020年に川崎Fへ完全移籍。そのままアビスパ福岡に期限付き移籍すると、昨季はJ2リーグで11得点をマークし、存在価値を証明した。プロ2年目の今季は川崎Fでプレーし、同僚からも大きな刺激を受けている。

 3月のインターナショナルウィークではMF田中碧、MF三笘薫、MF旗手怜央がU-24日本代表に招集され、日の丸を背負ってU-24アルゼンチン代表と戦った。1999年3月14日生まれ、同じく東京五輪世代の22歳は「同じ世代が代表にいくことは僕自身の刺激になっている。その中でも絶対に負けないという気持ちでやっているし、そういった気持ちが結果につながったのかなと思う」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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