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CL試合後の行動に批判の声も…ホーランドからサインをもらった副審、その使い道が明らかに

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ホーランドからもらったサイン

 6日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝の試合終了後、副審がドルトムントFWアーリング・ハーランドからサインをもらい、話題となった。英『ガーディアン』では、そのサインの使い道を伝えている。

 弱冠20歳にして欧州で活躍を続けるホーランド。サイン攻めにあっても納得できる存在だが、試合後には副審からも催促されていた。試合後、ロッカールームに引き上げるホーランドのもとへ、ルーマニア人副審のオクタビアン・ソブレ氏が近づき、イエローカードとレッドカードそれぞれにサインを依頼。ホーランドは快諾し、ペンでサインを書き上げていた。

 対戦相手の指揮官ジョゼップ・グアルディオラ監督も「彼はホーランドのファンかもしれないし、子供のためかもしれないね」とコメント。欧州サッカー連盟のロベルト・ロセッティ審判長など一部からは公私混同と批判の声もあったが、そのカードの本当の使い道が明らかになった。

 同メディアによると、そのカードは重度の自閉症に苦しむ人々が治療を行う施設のために使用されるという。ソブレ氏は今後、そのカードをルーマニアの慈善団体のオークションにかけ、得られた金額を自閉症に苦しむ人々の支援に回す。ソブレ氏自身も娘が自閉症。国からの支援で賄えない部分があることを語っており、今回の行動に出た理由としている。

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