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遠藤航の獲得への評価は?独メディアがシュトゥットガルトSDが手掛けてきた補強を採点

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地元メディアがMF遠藤航を評価

 ドイツ『Spox』が、ここ2年間スヴェン・ミスリンタート氏がシュトゥットガルトのSD(スポーツディレクター)として関わった補強をそれぞれ採点。現地での日本代表MF遠藤航への高い評価をうかがわせる内容となった。

 敏腕スカウトとして名高く、たくさんのタレントを発掘してきたことから“ダイヤモンド・アイ”との異名を持つミスリンタート氏。ドルトムント時代には香川真司やピエール・エメリク・オーバメヤン、ウスマン・デンベレなどスカウティングし、獲得に大きく関わった同氏は、アーセナルを経て2019年4月にはシュトゥットガルトのSDに就任すると、以降同クラブで20人の補強を手掛けてきている。

 中でも現在長期離脱を強いられるも、今季は中盤戦までリーグ戦11得点を記録した21歳フランス人ウィンガーのシラス・ワマンギトゥカ、最近リーグ戦7試合連続ゴールをマークした23歳オーストリア代表FWのササ・カライジッチ、23歳スイス代表GKグレゴル・コベル、24歳元U-21ドイツ代表DFワルデマー・アントンの4人がブレイク。ステップアップの可能性も騒ぎ始められるこの4人の獲得を『Spox』は「1.5」と高く評価した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 しかし同メディアの見解では、ミスリンタートSDが連れてきた新加入選手で、その4人のインパクトを超えるプレーヤーがいるとのこと。19年夏にシントトロイデンから当初はレンタルで加わった遠藤だ。現在28歳の日本代表MFの獲得を単独最高点「1」とした上で「ミスリンタートのロイヤルトランスファー」と称し、最も重要な補強と評した。さらに「ベルギーではレーダーの下だった(ドイツでは注目されなかった)が、シュトゥットガルトでは中盤の主軸。今シーズン、ピッチに立たなかったのは13分間のみで、デュエルの強さとキープ力が印象的だ」とも記されている。

 20人のうち6人は「4」以下とやや低めな評価となり、2人は負傷などにより出場時間が少なかったため評価の対象外に。シュトゥットガルト加入時には18~21歳と若い選手が多く、評価をこの先覆す可能性も十分考えられる。ベルギーからやって来たころには既に26歳だった遠藤は、そんな中で即戦力の確保の必要性を示すような存在とも見られているのかもしれない。

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