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ベンゲル氏「カタールW杯での自動オフサイド判定システム導入の準備がある」

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アーセン・ベンゲル氏が新システム導入をほのめかす

 サッカー界にさらなるテクノロジーが導入されそうだ。国際サッカー連盟(FIFA)の「グローバル・フットボール・ディベロップメント」部門に就いているアーセン・ベンゲル氏が、2022年カタール・ワールドカップでオフサイドを自動判定するシステムの導入を検討していることを明かした。8日、英『ESPN』が伝えている。

 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入でさらに正確な判断ができるようになったオフサイド判定。しかしその正確さゆえに、以前から指摘されていたサッカーのスピード感が失われたという声も根強く残っている。

 FIFAは先月、オフサイド法の見直しの中で、VARによる審査を長時間待つ必要性を制限するために「半自動」で判定できる技術をテストする予定と発表。「半自動」のオフサイド技術は、主審が最終判断を下す前にVARに追加情報を提供するものと伝えられる。一方で、ベンゲル氏はオフサイドであるかどうかを主審のアシスタントに直接知らせる「自動化」されたオフサイド技術を支持すると話す。

「自動化されたオフサイドなら、すぐにラインズマンに信号を送ることができる」

「私たちが待たされる時間は、平均して70秒、時には1分20秒になることもある。これは非常にインパクトが大きい。なぜならば、多くの試合でゴールセレブレーションが中止されているのを目にするからだ」

 オフサイドのルール自体に疑問を投げかける声もあり、元オランダ代表のマルコ・ファン・バステン氏は、サッカー界の議員たちにオフサイド・ルール廃止の検討を訴えていた。

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