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長谷部や鎌田の起用法にも影響…フランクフルト監督が抱える2つの“贅沢な悩み”とは

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フランクフルトに所属するMF長谷部誠とMF鎌田大地

 4位フランクフルトは10日に行われるブンデスリーガ第28節で3位ボルフスブルクと対戦。ホームでの上位対決に向けたリモート会見で、アディ・ヒュッター監督はMF長谷部誠やMF鎌田大地の起用法にも関わる2つの“贅沢な悩み”に言及した。

 前節ドルトムント戦でヒュッター監督は攻撃フォーメーションにおいて“ダブル10番”(トップ下2人)ではなくトップ下1人(アミン・ユネス)と2トップ(アンドレ・シウバ、ルカ・ヨビッチ)を先発起用し、鎌田は後半開始から内転筋の問題で交代となったユネスの代わりにトップ下に入ることに。

 また、DFマルティン・ヒンターエッガーの負傷離脱による欠場に加え、長谷部が警告累積により出場停止となったため、DFシュテファン・イルザンカーを3バックの中央に配置していた。

 その“代役の代役”だったイルザンカーがこの試合では相手FWアーリング・ハーランドを抑え込むなど好パフォーマンスを披露し、敵地での2-1の勝利に貢献。それを受け、現地では以前から注目を集めてきたヒュッター監督の攻撃の組み合わせに加え、出場停止明けの長谷部を起用するのか否かが新たな“贅沢な悩み”として報じられている。

 会見でも記者に「トップ下を2人使うのかはマコト・ハセベが戻ったことと同じく“贅沢な悩み”と思うか」と問われると、オーストリア人指揮官は「“贅沢な悩み”があるのなら、上手くいっているという証でもある」と返答。このように続けた。

「ほかの上位チームでも見られることだ。トッププレーヤーでもベンチに座らせることはあるし、難しい判断は常にある。いつでもチームの助けになる優れた選手だろうが、ベンチに置いておかざるを得ないというのは、フランクフルトにおけるスカッドの強さを表すものだよ」

「ルカが重要になること、シーズンの大事な時期に我々を助けてくれることを何度も強調してきた。私が見る限り、彼はドルトムント戦でアンドレ・シウバとともに前線で非情に良いプレーをしている。次も2トップでスタートするかもしれないし、1トップとトップ下2人のシステムを選ぶかもしれない。ダイチ・カマダもドルトムント戦の後半からのプレーで我々にポジティブな影響を与えたからね」

「マコト・ハセベが戻ってくる。この件については考えを明かしたくない。まだ100パーセント決めていないというのもある。ただ、確かに言えるのは、このような“贅沢な悩み”により、私は難しい判断を強いられているということだね」

 なお、同監督は長谷部を中盤で起用する可能性には触れず。また、会見ではユネスはボルフスブルク戦には出場できること、ヒンターエッガーは間に合わないことも報告している。

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