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[プレミアリーグEAST]激しく打ち合ったシーソーゲームは、横浜FMユースが3-2でアウェイを制す!

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横浜F・マリノスユースのMF島田春人(右端)が決勝ボレー

[4.10プレミアリーグEAST第2節 柏U-18 2-3 横浜FMユース 日立柏人工芝]

 双方合わせて5ゴールが飛び交うスリリングな好ゲームは、アウェイチームに軍配。10日、高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグEAST第2節では柏レイソルU-18横浜F・マリノスユースが対戦。3-2という打ち合いを制し、横浜FMユースが今季初白星を挙げている。

 ともに開幕戦を落としたチーム同士の一戦は、立ち上がりから横浜FMユースが、「自分は左利きなので、カットインからのシュートとかパスは得意です」と語る右サイドハーフのMF横溝広太(3年)や、2トップを組むFW内海碧斗(3年)とFW内野航太郎(2年)の推進力で主導権を握る。

 前半10分にボランチのMF島田春人(2年)がトライした左足ミドルは枠を超えたものの、22分にも右SB舩木大輔(1年)のパスから、最後はMF佐藤未来也(2年)が左足シュートをゴール右へ。さらに、23分にも左サイドを島田が運び、枠へ収めたシュートは柏U-18のGK近野勝大(3年)のファインセーブに阻まれるも、押し込む横浜FMユース。

 ところが、先にスコアを動かしたのはホームチーム。29分。FW升掛友護(3年)が果敢なドリブルから放ったシュートはクロスバーに当たり、こぼれを収めたFW山本桜大(2年)がエリア内で倒されると、主審はPKとジャッジ。これを山本が自らGKの逆を突いて成功。「前半は結構ボールを持たれることが多くて、耐える時間だなと思っていました」とDF足立凱(2年)も認めた劣勢の柏U-18が、1点のリードを手にした。

 攻勢の中で失点を喫した横浜FMユースも、すぐさま反撃。38分には左SB石塚心(3年)を起点に左から展開し、内野のパスを右サイドで引き出した横溝は「自分の思った通りに置けたので、あとはファーに流し込むだけでした」という華麗なファインショットをゴール左スミへ。最初の45分間は1-1で推移する。

 後半も序盤は横浜FMペース。1分に内海、4分に横溝、11分にも横溝が枠内へシュートを打ち込むも、すべて近野が立ちはだかると、15分には柏U-18に勝ち越し弾。DF伊達由太嘉(3年)が蹴った左CKのルーズボールに、MF田制裕作(3年)は「キーパーが触れない所に打った」という冷静なフィニッシュ。2-1。再びリードは柏U-18。

 1分後。アウェイチームが魅せる。16分。今度は右サイドから攻め込み、舩木が上げた素晴らしいクロスに、宙を舞った内野がニアで完璧なヘディングをゴールネットへ突き刺す。2-2。食い下がる横浜FMユース。

 引っ繰り返ったスコア。23分。横浜FMユースが右サイドで獲得したCK。キッカーのMF細川楓(2年)がアウトスイングで蹴り込んだボールは、島田の目の前へ。「そんなに自分は狙った感じではないんですけど、ボールを最後まで見てインパクトしました」と振り返るボレーは、一直線にゴールへ突き刺さる。3-2。とうとう横浜FMユースが、この試合で初めてリードを奪う。

 ここからは次の1点を巡る攻防が激化。横浜FMユースは29分、細川の右CKを島田がドンピシャのヘディングで合わせるも、クロスバーにヒット。柏U-18は36分、再三仕掛けていた升掛が左サイドを切り裂いて折り返すと、ニアに潜ったMF湯之前匡央(3年)のシュートはわずかに枠の左へ。

 後半アディショナルタイムの45+3分。柏U-18の左CK。伊達のキックに、ゴール前まで上がってきていたGKの近野が食らい付いてボールを残すも、フィニッシュまでは至らずにタイムアップ。「全体的に良いゲームができたと思います」と島田も話した横浜FMユースがシーソーゲームをモノにして、勝ち点3を手に入れた。

 今シーズンから横浜FMユースの指揮官に就任した大熊裕司監督にとって、日立台は日立製作所サッカー部と柏レイソルの選手としての時間を過ごした思い出の地。いわば“凱旋試合”を制した格好になったが、島田は「監督はもう練習からバチバチやらせてくれていて、僕らもそれが当たり前だと思ってやっているので、良い雰囲気でできていると思います」ときっぱり。新指揮官のスタイルは、既にトリコロールに浸透しつつあるようだ。

「初戦は負けてしまったんですけど、ここから全勝して、プレミアリーグで優勝したいですし、クラブユース選手権も優勝して、全部獲れるタイトルは勝ち獲りたいと思います」と力強く言い切ったのは横溝。本来の特徴でもあるテクニカルな側面に、大熊監督の力強いエッセンスを注入されている新生・横浜FMユースが、悲願のプレミア初制覇に向けて柏の地でリスタートを切った。

(取材・文 土屋雅史)
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