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セインツ指揮官、南野の将来に関する交渉を否定「リバプールの考えがわからない」

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サウサンプトンに期限付き移籍中のFW南野拓実

 サウサンプトンラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、FW南野拓実の将来に関してリバプールと協議していないことを強調した。

 今冬の移籍市場で1年前に加入したリバプールからサウサンプトンに期限付き移籍した南野。ここまで公式戦6試合に出場して2ゴールを挙げるなど結果を残す同選手だが、この契約に買い取りオプションは付帯していないため、シーズン終了後にアンフィールドに帰還する予定だ。

 それでも、サウサンプトンで結果を残すことから、一部では日本代表FWがセント・メリーズ・スタジアムに在籍し続ける可能性が報じられる中、ハーゼンヒュットル監督は「正直言って、現時点でこのことについての交渉はない」と話し、南野残留に対して否定的な考えを示した。

「この夏にリバプールがこの選手に関してどのような考えであるか我々にはわからない。この取引は、彼がここにいる1年の上半期に試合時間を与えるためのものだ。現時点まで、我々はそのようにやっているし、彼がもっと試合時間を手にできれば良いと思う」

 また、同指揮官はリバプールで出場機会が限られていたものの、サウサンプトンでプレー時間に恵まれる南野の現状についても口を開いた。

「試合に出たいときに試合時間がないことは選手にとって決してナイスではない。練習だけして、スカッドメンバーやファーストイレブンに入れないことは厳しいことだ。プレーできるときは精神面でも大きな助けになる」

「多くの金と称賛を受けられるから選手たちはビッグクラブに行くことを好んでいる。しかし、十分なプレー時間がなかったとき、クラブにとって重要な存在ではなかったとき、ビッグクラブに入った喜びは短時間だけのものになってしまう。そしてすぐ、とてもひどい気分になる」

「選手にとって最も重要なことはプレーする機会を得ること。我々は負傷等の影響でローテーションを多用してきた。だから、彼が多くのプレー時間を手にできることは明白だった。今、少し難しいときだと思うが、我々のために得点した彼の能力はまだここにある。ベンチに彼がいてくれることに私は満足している」

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