beacon

バイエルンら上位勢から得点を演出…今季5G13Aの鎌田大地「今年はビッグマッチにすごく強い」

このエントリーをはてなブックマークに追加

1ゴール1アシストのMF鎌田大地が手応えを語る

[4.10 ブンデスリーガ第28節 フランクフルト4-3ボルフスブルク]

 フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地が1ゴール1アシストを記録。今季5点目でチームの勝利に大きく貢献した。

 先制を許したフランクフルトだが、前半8分に鎌田が取り返す。右サイドからDFエリック・デュルムがマイナス方向にパスを出し、MFセバスティアン・ローデのスルーしたボールを鎌田が右足ダイレクトで沈めた。その勢いのまま同27分にはFWルカ・ヨビッチが逆転ゴール。しかし、試合はさらに点の取り合いとなる。

 フランクフルトは後半開始早々に失点を喫し、2ー2の同点に。だが、後半9分には鎌田がボール奪取からカウンター。スルーパスでFWアンドレ・シウバの勝ち越し弾を演出する。さらに16分にはDFエリック・デュルムが4点目を挙げ、4ー2と点差を広げた。

 終盤のオウンゴールで4ー3と1点差に迫られたが、試合はそのまま終了。4位フランクフルトがUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を争う3位ボルフスブルクとの直接対決に競り勝ち、勝ち点1差とした。

 試合後、鎌田は英語での質問に「いまはとてもハッピー」と英語で回答。日本語でも「チームとして大事な勝ちだったし、自分たちが来年どこに行くか決まる大事な試合だったので、勝って嬉しいです」と喜びを語る。

 勝利した3位ボルフスブルクとは勝ち点1差に、5位のドルトムントとは勝ち点7差に開いた。鎌田は「ここの試合で負けると、ドルトムントとの4位争いになっていた」とこの大一番の重要さを改めて説明。「これを勝つことによって、3位だったり2位も見えてくるし、できるだけ上の順位に行けるようにしたいです」とさらなる躍進を誓った。

 自身は1ゴール1アシストの活躍を残した鎌田は「スコアポイントを伸ばせたのはとてもよかった」と手応えを語る。今季は王者バイエルンからも1ゴール1アシストを記録するなど、ここまでリーグ戦26試合で5ゴール13アシスト。「アシストもそうですけど、去年からゴールが自分の思った通りに伸びなくて。今年はゴールも伸ばせているし、僕自身今年はビッグマッチにすごく強いので、そういう試合でゴールを取れているのは僕にとっても良いこと」とその確かな成長を口にした。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2020-21特集

TOP