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10連覇に黄信号のユベントス、ピルロ監督は“背番号10”と“躍進のドリブラー”に言及

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ユベントスを率いるアンドレア・ピルロ監督

 ユベントスは11日のセリエA第30節でジェノアと対戦。10日にはアンドレア・ピルロ監督が前日会見を行った。

 UEFAチャンピオンズリーグはすでに敗退し、今季獲得できるタイトルはリーグ戦とイタリア杯の2つ。特にリーグ戦は大台の10連覇が懸かっていたが、ミラノ勢の台頭を許し、ユベントスは残り9試合で現在3位に位置している。

 前節に行われたナポリとの大一番はFWパウロ・ディバラの復活ゴールで2ー1の勝利。しかし、ピルロ監督は余裕を見せることなく、今節の格下との対戦に警鐘を鳴らす。「ナポリのような上位対決で高いモチベーションを保つのは容易だ。明日の小規模なクラブに臨む試合でも同様のコンディションで挑まないといけない」と語った。

「一貫性を身に着けないといけないんだ。明日も激しく臨む。ジェノアに対してもナポリと同様のパフォーマンスでできなければ、ナポリからの勝利は無意味になる」

 さらに指揮官は終盤戦のキーパーソン2選手に言及する。負傷から3か月ぶりに復帰したディバラはジェノア戦でもベンチスタートが濃厚。完全復活まではもう少し時間がかかるようだが、「C・ロナウドとモラタ、そしてディバラが共演するやり方も考えている」と戦力として組み込まれている。

 一方、今季加入から圧倒的な存在感を見せつけているFWフェデリコ・キエーザにはさらなる成長を望む。「1対1からの突破は本当に優れている。それでも状況に応じたコントロールはもう少し改善する余地がある。何よりも彼は成長に貪欲だ。学ぶ意識の高さは素晴らしいね」と23歳のドリブラーの活躍に目を細めている。

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