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「泣いてしまいました」徳島の監督代行・甲本ヘッドコーチが浦和戦後に涙

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リカルド・ロドリゲス監督と抱き合う甲本偉嗣ヘッドコーチ

[4.11 J1第9節 浦和1-0徳島 埼玉]

 徳島ヴォルティスは11日、J1第9節で浦和レッズのホームに乗り込み、0-1で敗れた。4試合ぶりの黒星を喫し、連勝は3でストップ。試合後、監督代行を務める甲本偉嗣ヘッドコーチが浦和のリカルド・ロドリゲス監督と熱い抱擁を交わし、涙を見せる場面があった。

 甲本氏は2011年から徳島のコーチを担当。昨季は2017年に就任したリカルド・ロドリゲス監督とともに、J2初優勝と7年ぶりのJ1復帰に貢献した。同シーズンを最後にリカルド・ロドリゲス監督が退任して浦和へと渡ったため、徳島は今季からダニエル・ポヤトス新監督を招へい。しかし、新型コロナウイルスの影響による入国制限でチーム合流が遅れ、ヘッドコーチとなった甲本氏が開幕から指揮を執っている。

 両チームにとっての特別な一戦は立ち上がりから徳島が押し気味に進めたが、好セーブを続けるGK西川周作の牙城を崩せずにいると、後半15分に浦和のセットプレーからMF関根貴大に先制ゴールを献上。そのまま無得点でタイムアップを迎え、0-1の完封負けとなった。

 フラッシュインタビューで試合後の涙について聞かれた甲本ヘッドコーチは「リカルドからは『良かったよ。前半は特に良かったよ』という話をされました。後半、僕らが修正できなかったのがちょっと悔しかったので、ちょっと泣いてしまいました」と説明。今後に向けて「ずっと試合が続いている状態ですけど、選手はかなり前向きにチャレンジをしてくれているので、その流れを止めないようにもう一度切り替えて頑張りたいと思います」と力を込めた。

 一方、古巣戦を終えたリカルド・ロドリゲス監督は「彼らは(シーズンの)最初のところは確かに難しい場面もあったと思いますけど、そこからすごくいい流れができて試合に勝って、J1の舞台でもいいプレーができています」と教え子たちを称賛。「ボールを持ちながらプレスに行ける」と現チームの印象を語るとともに「今日はわれわれが勝ちましたけど、他の試合で他のチームと戦っても彼らはきっといい試合ができる力があると思います」とエールを送った。

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