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「ソン・フンミンは被害者」批判殺到も韓国メディアは反論

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 マンチェスター・ユナイテッド戦でのトッテナムFWソン・フンミンに批判が高まる中、韓国『朝鮮日報』は「ソン・フンミンは被害者」「非難される理由はない」と反論した。

 ユナイテッドが3-1で逆転勝利を飾ったが、物議を醸しているのは前半33分のシーン。MFスコット・マクトミネイがソン・フンミンを振り切ってパスを通すと、最後はFWエディンソン・カバーニがネットを揺らした。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、主審はマクトミネイのソン・フンミンに対するファウルを認め、ゴールを取り消していた。

 ソン・フンミンはマクトミネイとの接触後、顔を抑えてピッチに倒れ込んでいた。このジェスチャーについて、オーレ・グンナー・スールシャール監督は「3分間倒れ続けたまま仲間が手を差し伸べるのを待っていたら、私は息子に食事を与えないだろう。審判は騙された」と痛烈コメント。ロイ・キーン氏も「あれがファウルならみんな家に帰るべき。選手があんな風に転がるなんて恥ずかしい」とダイビングを批判した。

 これを受けて、『朝鮮日報』は「ソン・フンミンは間違っていないが、とんでもない非難を浴びている」と報道。記事では「腕が顔面をヒットしてソン・フンミンは倒れた。前半8分のポール・ポグバ、前半32分のジオヴァニ・ロ・チェルソは非難されない。ソン・フンミンにだけ非難が集中している」と訴えた。キーン氏の主張に対しても、「ロイ・キーンにサッカー規則第12条を見せなければならない。英語でも併記されている。アイルランド出身のキーンなら十分解釈できるだろう」と反論した。

なお、ソン・フンミンのインスタグラムには「犬肉でも食え」「チームで最も目が小さい選手」「小さな目、もう一回ダイビングやってみろ」「サッカー選手ではなく韓国ドラマの俳優」といった差別コメントが相次ぎ、アジア人を卑下する猿の顔文字も使われた。トッテナムは公式ツイッターを通じて、「私たちの選手が人種差別を経験した。クラブはEPLとの調査に乗り出すだろう。私たちはあなたと共にいる、ソニー」と声明を発表している。

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