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「ヴェルディをあるべき場所に戻す」。東京Vユースは内容、結果を求めて14年以来のプレミアへ

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東京ヴェルディユースのゲーム主将CB大下峻太は「ヴェルディをあるべき場所に戻す」決意だ

「プレミアに上がることが一番だと思いますし、ヴェルディをあるべき場所に戻す」。プリンスリーグ関東第2節(対昌平高、4月10日)終了後、東京ヴェルディユース(東京)のゲーム主将CB大下峻太(3年)は、チームを「あるべき場所」プレミアリーグのステージへ引き上げることを誓った。

 11年に発足した“高校年代最高峰のリーグ戦”プレミアリーグ。ユースの名門・東京Vユースは1年目から優勝争いを演じ、2年目の12年にはプレミアリーグEAST制覇を果たしている。だが、14年に9位でプリンスリーグ関東降格。15年、16年にプレミアリーグ参入戦(現プレミアリーグプレーオフ)へ進出したものの、いずれも1回戦で敗れると、その後はプリンスリーグ関東を“突破”することができていない。

 だが、昨年は昇格こそ懸かっていなかったものの、プリンスリーグ関東で無敗V。今年は本気でプレミア昇格を目指している。ただし、今年のプリンスリーグ関東開幕2試合は連敗。MF西谷亮主将(3年)をはじめ、ともにU-18日本代表のMF根本鼓太郎(3年)とCB原圭佑(3年)ら主力の半数以上を欠いていることが苦戦の要因になっている。

 それでも、大下は「大変な状況ですけれども、言い訳できない」と前を向く。西谷、根本、原に続く「4thキャプテン」の立場で「自分が(キャプテンマークを)つけることはないだろうと思っていたんですけれども……」と語るが、頭の回転が非常に早く、言葉に力のあるCBは統率力と1対1の守備で負けないことでチームを後方から支えている。

「(特に)主張することは、自分の一つの特長だと思うので、仲間に声を掛けるとか、試合を盛り上げるということは毎試合意識しています。そこは人がいなくてもできることですから」

 昌平戦は0-2で敗れたものの、相手のハイプレス、切り替えの速さに苦しんだ前半から後半は流れを一変。MF江口逢寿(2年)らが後方からボールを失うことなく動かして前進し、立ち位置良く受けて推進力を発揮していたFW新鉄兵(2年)や抜群のスピードを持つ右SB青木瑠星(3年)、レフティーMF岩崎壮真(2年)が局面を打開していた。

 だが、シュートの精度を欠いたほか、ラストのところで昌平の身体を張った守備にあうなど得点することができず、逆に終了間際に2点目を奪われて敗戦。中後雅喜監督は後半の内容について「後半持ち直して、あれだけのプレーができたことは選手の頑張りを褒めたい」と語った一方で「勝負の世界の一歩手前」にいる選手たちにその厳しさを備えさせたい考えだ。

「やっぱり結果、内容を求めたいところではありますし、勝ちにこだわってやっていく。今日の試合なんかでも負けを引き分けにするとか、引き分けを勝ちにするだとか、もっとこだわりを持ってやっていく。(押し続けながら)最後(後半アディショナルタイム)の失点でうなだれている選手がいましたけれども、それがサッカーですし、その前にどうにかしなければいけない。こだわらせていきたい」。MF橋本陸斗(1年)がトップデビューを果たし、プロ契約も締結。橋本からも刺激を受けている選手たちは内容、結果にこだわり、道を切り開く。

(取材・文 吉田太郎)
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