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2季前のバルサ戦で“奇跡”起こすも…クロップ、レアル戦前に「逆転は当たり前ではない」

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督は、レアル・マドリー戦に向けて口を開いた。

 6日のチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのレアル・マドリー戦を1-3で落としたリバプール。準決勝進出のためには14日に本拠地アンフィールドで予定されるセカンドレグでの2-0の勝利か、3点差以上での勝利が必要な状況だ。

 CL制覇を成し遂げた2019年の準決勝では、ホームでバルセロナ相手に3点差をひっくり返す“奇跡”を起こしたクロップ監督は、レアル・マドリー戦でミラクルの再現が期待されることを受け、前日のプレスカンファレンスで「1-3でビハインドを背負っているとき、すでに敗退が決まっているかのように見えるものだ。しかし、チャンスがないことを意味するわけではない。我々はトライする」と話すも、逆転が簡単ではないことを主張した。

「過去に逆転できたからと言って、逆転できるものではない。本当に良いフットボールをプレーした場合のみ、そのチャンスがある。最善の状況としては、逆転が必要な状況に自分たちを置かないことだ。特にスタジアムに観客がいない状況で、逆転を当たり前のこととしてとらえることはできない。この試合に向けて自分たちで雰囲気を作り出す必要がある」

 また、クロップ監督は逆転のためにはゴールが必要なものの、守備をおろそかにすることはできないとも主張した。

「この試合で守備を無視することはできないし、そうすれば報いを受けることになる。レアル・マドリーを完璧に抑えられるチームがこの世界にあるか定かではない。彼らは我々を倒し、その数日後にバルセロナに勝利した。彼らを抑え、最高のレベルで守備をして、それと同様にチャンスを作り出さなくてはいけない。チャンスを手にするために、100%のトップレベルである必要がある。十分に可能で、我々はトライする必要がある」

「状況は至って明白だ。アウェーゴールは別の方法でカウントされるルールであり、本当にエキサイティングなものにしてくれるから、この大会はとても面白いんだ。失点すべきではなく、マドリーでの試合よりもチャンスを作ることができれば、それなりの結果を掴めるはずだ」

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