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法政大MF田部井涼、「成長のヒント」を感じたキャンプで横浜FC入りを決意

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MF田部井涼

 法政大のMF田部井涼(4年=前橋育英高)が、横浜FCへの加入内定発表後初の公式戦に臨んだ。

 田部井は3日の開幕戦で右側頭部を強打。前半9分で途中交代しており、脳震盪の症状があったため7日の天皇杯予選は大事を取って欠場した。

 しかし10日の流通経済大戦で先発メンバーに名を連ねると、90分フル出場。「トレーニングもしっかりとやれていた」ということで、影響のないプレーぶりを披露した。ただ「見ている方も、対戦する相手もJ1内定選手としてみると思うので、それ相応のプレーをしないといけない」とスコアレスドローに終わった結果もあり、気を緩めることはなかった。

 前橋育英高時代から名をはせた田部井。兄・悠(現早稲田大)と双子プレーヤーとして注目され、その他、DF渡邊泰基、DF松田陸(いずれも金沢)やDF角田涼太朗(筑波大、横浜FM内定)、法大のチームメイトのFW飯島陸ら、錚々たるメンバーとともに高校選手権で全国制覇を成し遂げた。

 法大進学後は肩の手術があったために出遅れたが、高いゲームメイク能力を発揮して徐々に出場機会を掴んでいく。3年生になると完全に定位置を獲得し、MF松井蓮之(4年=矢板中央高/川崎F内定)と盤石のボランチコンビを作り上げた。

 そんな田部井は今春のキャンプに参加した後、すぐに獲得オファーを出してくれた横浜FC入りを決断した。清水エスパルスやジュビロ磐田も獲得に興味を示していたようだが、早くから気にかけてくれていた横浜FCからのオファーに迷いはなかった。

 そして何よりキャンプで「成長のヒント」「自分が目指しているところが見えた」ことが大きかったという。同じ左利きの大先輩MF中村俊輔とは直接アドバイスをもらい、「オープンでボールを持った時のキックの種類とかを細かく教えて下さった。こういう人が上に行くんだなというのを肌で感じることができた」と感銘を受けた。

「カズさんもお話させてもらって、一番印象に残っているのは練習のアップとかも一番最初にグラウンドに来て、率先してやっていた。年齢を問わずそういうところの意識があるからああいった長く現役を続けられる要因なんだなと実感できたキャンプでした」

 プロ選手になることが決まった田部井だが、まずは最終学年を迎える大学サッカーで存在感を示し続けることを目標とする。「蓮之ともずっと話していているけど、J内定選手だからこそ、影響力は出しいかないといけないと思っている。胡坐をかくことなく、プレーで体現していければいいなと思います」。

 法政大は東京都の天皇杯予選で学生系の部の座を獲得。今週末の4月18日には天皇杯予選である東京都サッカートーナメントの準決勝で東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦する。奇しくも昨年度大会の決勝で敗れた相手ということもあり、田部井も「リベンジしないといけないと思っています」と力を込めた。 

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