beacon

徳島“代役監督”務めた甲本コーチ、10戦4勝でバトンタッチへ「選手に助けられた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

甲本偉嗣ヘッドコーチ

[4.14 J1第18節 C大阪1-2徳島 ヤンマー]

 今季の開幕戦から指揮をとってきた甲本偉嗣ヘッドコーチにとって、この日が“代役監督”として最後の試合となったようだ。次節からは所定の入国プロセスを終えたダニエル・ポヤトス新監督が合流予定。甲本コーチは試合後、「身体を動かして、気持ちを持って戦ってくれた」と選手たちを称えた。

 徳島は7年ぶりのJ1復帰を果たした今季、浦和の新指揮官に就任したリカルド・ロドリゲス監督の後任としてスペインからポヤトス監督を招聘。ところが、今年に入って再開された新型コロナウイルスの検疫措置により、指揮官はなかなか日本に入国することができず、開幕戦から甲本ヘッドコーチが代役として指揮を執っていた。

 昇格初年度ということもあり、ただでさえ厳しいと思われたシーズン。それでもチームは代役指揮官の下で開幕から順調に勝ち点を重ね、ここまで4勝2分4敗の成績を残している。徳島が唯一J1リーグで戦った2014年は、年間を通じてわずか3勝。早くもクラブ記録を更新する快進撃だ。

 ポヤトス監督は3月30日に入国しており、14日間の隔離期間を経て次節の鹿島戦から指揮を執ることができる。大役を務めた甲本ヘッドコーチは試合後のオンライン会見で「いい経験をさせてもらった。いいチャレンジをさせてもらった」と振り返り、「僕が未熟な部分もあった中、選手たちが協力して、力を振り絞ってチームを作ろうとやってくれた。選手に助けられた」と選手へのねぎらいの言葉を述べた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP