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U-17日本代表候補が大学生に1-0勝利。15歳のFW貴田が決勝点!

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3本目21分、U-17日本代表候補の15歳FW貴田遼河(名古屋U-18)が右足で決勝ゴール

[4.14 練習試合 U-17日本代表候補 1-0 明海大 高円宮記念 JFA夢フィールド]

 U-17日本代表候補が大学生に勝利! 14日、高円宮記念 JFA夢フィールド(千葉県千葉市)で合宿中のU-17日本代表候補が明海大と練習試合(45分×3本)を行い、FW貴田遼河(名古屋U-18)の決勝点によって1-0で勝った。

 U-17日本代表から上の年代の代表チームへの「個人昇格」を目指す選手たちにとって、4日間の合宿で唯一の練習試合。モチベーションは高かったものの、強い風と雨によって、それぞれの特長を出すには難しい環境の中でのゲームだった。

 1本目は、明海大の圧力にやや押される時間帯が長かった。ボールを奪う位置が低くなり、前進する途中でミスが出るなどなかなか攻め切ることができない。それでも、MF大迫塁(神村学園高)や左SB植田悠太(京都U-18)のスルーパスからFW福田師王(神村学園高)やFW南野遥海(G大阪ユース)が相手の背後を狙うなど、相手の守りを押し下げようとする。

 また、MF山崎太新(横浜FCユース)が相手のマークを振り切って中央突破。2トップから1トップへ形を変えた終盤は、大迫や山崎を起点にボールを動かし、ゴール前のシーンを増加。43分には、山﨑のクロスのこぼれ球に反応した右SB石川晴大(清水ユース)が決定的な右足シュートを放った。

 0-0で迎えた2本目はサイドを破られてピンチを迎えるシーンがあった一方、U-17代表候補も徐々にサイドから仕掛ける回数が増え、明海大ゴールを脅かす。初招集のSB大川佳風(流通経済大柏高)とMF廣井蘭人(帝京長岡高)のワンツーなどで右サイドを打開。大川のアーリークロスから決定機も生まれる。

 切り替え速く相手のボールを奪うU-17代表候補は、前線のFWアジズブライアン瑛太(千葉U-18)やMF大関友翔(川崎F U-18)が良くボールに絡み、FW前澤拓城(大宮U18)が抜け出しやクロスからシュート。MF越道草太(広島ユース)とSB溝口修平(鹿島ユース)の左サイドも積極的に崩しに係わり、相手DFを攻略して見せる。ベンチの森山佳郎監督から「あとは決めるだけだぞ!」と声が飛ぶ中で攻め続けたが、明海大もゴールを許さず、0-0のまま2本目を終えた。

 より風雨が強まって迎えた3本目、序盤は15分頃までなかなかハーフウェーラインを越えられなかった。それでも、徐々に押し返すと21分、中盤での奪い返しからMF梶浦勇輝(FC東京U-18)が絶妙なスルーパス。「ボランチのかじくん(梶浦)がボールを持った瞬間に相手がいなくて自分が裏へ抜けられる状況になって、1対1は逆に難しかったけれど決められて良かった」という15歳FW貴田が、GKとの1対1を制して先制点を挙げた。

 さらに24分には前線からの連動したプレスで貴田がインターセプトし、26分にはMF高橋隆大(静岡学園高)のスルーパスから貴田がGKをかわすが、右足シュートはわずかに枠外へ。梶浦やMF土橋公哉(浦和ユース)、MF福井太智(鳥栖U-18)がボールを奪い返し、サイドから良い形を作っていたものの、ラストの質の悪さや判断の遅さによって追加点を奪うことができなかった。

 また、ディフェンス面で危ない場面があったことも確か。バタバタしたところもあったが、最後まで身体を張って守ったU-17代表候補が1-0で勝利。3本目のゲーム主将を務めた福井は、「雨の中でしたけれど、自分たちのサッカーができたかなと思っています」。合宿はあと1日。この日、大学生相手に勝ち切る逞しさも見せた選手たちは、最終日も成長を遂げて4日間の合宿を終える。

(取材・文 吉田太郎)

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