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「苦しくなるくらいだった…」G大阪FW宇佐美がエースの一撃、今季チーム初得点で初白星もたらす

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ガンバ大阪FW宇佐美貴史

[4.14 J1リーグ第18節 鳥栖 0-1 G大阪 駅スタ]

 チームにとって待望の瞬間が訪れる。ガンバ大阪の今季初ゴールを記録したのはFW宇佐美貴史だった。

 2月27日のJ1リーグ開幕戦・神戸戦(●0-1)後の3月上旬に新型コロナウイルスのクラスターが発生し、トップチームの活動が休止。3月に予定されていた6試合は開催中止となった。活動再開後、4月3日の第7節・広島戦(△0-0)で35日ぶりの公式戦を行い、その後は福岡戦(△0-0)、柏戦(●0-1)を戦ったが、今季初ゴールは生まれず。そして、未勝利と苦しい状況が続いていた。

 迎えた鳥栖戦。待望の瞬間が訪れたのは、前半をスコアレスで折り返して迎えた後半23分だった。左サイドでMF福田湧矢がボールを受けると、逆サイドから宇佐美がPA内へと侵入する。「試合前から湧矢には、抜き切らずにクロスを上げることも意識しといてくれと話していたので、出てくると思った」。

 福田からパスが届けられると、「クロスを上げる選択肢もあった」ものの、「強気にシュートを打つ選択をチョイス」してフィニッシュ。右足から放たれたボールは鮮やかにネットを揺らし、自身、そしてチームにとって今季初ゴールが生まれた。

「『俺がやらな、俺がやらな』ということで頭がいっぱいになるくらいだった。誰が初ゴールを決めるのか、誰がチームを勝たせるかとなったときに、俺がやらないとというところは考え過ぎて苦しくなるくらいだった」

 このゴールが決勝点となり、1-0の完封勝利を収めたチームは今季初白星を獲得した。休止期間こそあったものの、2月末の開幕から約1か月半後の初勝利。「長かったなと思う。苦しい状況をチーム全員で乗り越えた。得点を取って勝たせるのが自分にとって大きなテーマだったので良かった」と安堵の表情を浮かべた。

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