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R・マドリーが“3連覇”以来のCLベスト4!! リバプールは決定機外し続けて逆転ならず

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リバプールは8強で敗退

[4.14 欧州CL準々決勝 リバプール0-0R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、レアル・マドリー(スペイン)対リバプール(イングランド)の準々決勝第2戦を行った。リバプールが終始優勢を保ったものの0-0で90分間を終え、2戦合計スコア3-1でR・マドリーが突破。3連覇を果たした2017-18シーズン以来、3シーズンぶりのベスト4入りを果たした。

 R・マドリーはホームで行われた第1戦に3-1で勝利。大きなアドバンテージを手にしてアンフィールドに乗り込んだ。先発は1人を変更。直近ラ・リーガのバルセロナ戦で負傷したDFルーカス・バスケスに代わってMFフェデリコ・バルベルデをサイドバックで起用した。

 対するリバプールは相手のアウェーゴールを抑えつつ、最低でも2点差以上で勝たなければならないという難しい状況。第1戦からは先発2人を変更し、MFナビ・ケイタとFWディオゴ・ジョタに代わってMFジェームズ・ミルナーとFWロベルト・フィルミーノを起用した。

 長いボールを軸に序盤から主導権を握ったリバプールは前半2分、さっそく大チャンスを迎えた。最終ライン裏に抜け出したFWサディオ・マネの横パスがゴール前に入ると、これに反応したFWモハメド・サラーがダイレクトでシュート。だが、ここはシュートコースを読んでいたGKティボー・クルトワが足を使ったビッグセーブを見せた。

 リバプールは前半3分にもマネがバルベルデをドリブルで振り切るなど猛攻ムード。一方のR・マドリーは防戦一方となったうえに、エースのFWカリム・ベンゼマが足を痛めた仕草を見せ、不穏な立ち上がりとなった。それでも同11分、ミルナーのミドルシュートもクルトワが横っ飛びで防ぎ切り、守護神の奮闘で無失点を続けた。

 なおも攻め込むリバプールは前半17分、敵陣右サイドからのFKをDFアンドリュー・ロバートソンがゴール前に送り、DFオザン・カバクのヘディングシュートは枠外。R・マドリーは同20分、スルーパスに抜け出したベンゼマが左足で狙うも、力のないシュートは左ポストに弾かれた。

 その後もリバプールが攻め続け、前半38分にはDFトレント・アレクサンダー・アーノルドの左足クロスに反応したマネがシュート。同41分にはMFジオルジニオ・ワイナルドゥムの縦パスを受けたマネが折り返してサラーが狙うと、同42分にもワイナルドゥムが決定機を迎えたが、ことごとく枠を外れてノーゴールのままハーフタイムを迎えた。

 後半も立ち上がりからリバプールが攻め立てる。1分、エリア内でアレクサンダー・アーノルドからの低いクロスを受けたフィルミーノの振り向きざまのシュートはクルトワに阻まれたが、左右からのクロス主体で猛攻を展開。R・マドリーも徐々に前への意識を高め、前半よりも多く攻撃のシーンをつくった。

 2点が必要なリバプールは後半15分、ミルナーとカバクに代えてMFチアゴ・アルカンタラとジョタを投入。MFファビーニョを最終ラインに下げて、4-2-4の攻撃的なシステムに切り替えた。カウンターを狙うR・マドリーは同21分、カウンターからFWビニシウス・ジュニオールが裏に抜けるも、GKアリソン・ベッカーに止められた。

 リバプールはその後もロングボールを有効に使い、サラーとフィルミーノが立て続けに決定機をつくったが、DFエデル・ミリトンを中心としたR・マドリー守備陣が鬼気迫るブロックを連発。最後までゴールを奪えず、0-0でタイムアップを迎えた。リバプールは昨季の16強に続き、2年連続で4強入りを逃した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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