[4.17 J1リーグ第8節 千葉 0-0 栃木 フクアリ]

　システムを変更して臨んだ一戦。しかし、勝利には手が届かなかった。ジェフユナイテッド千葉の尹晶煥監督は「結果がついてこなくて寂しく思っている」と悔しさを滲ませた。

　4バックをベースとしてきたチームだが、「栃木は矢野(貴章)選手を利用したロングボールが多く、そこで押されてはいけない。3枚で守備を厚くする」ため、この日は3バックを採用した。

　守備は破綻しなかった。特に後半は栃木にフィニッシュまで持ち込まれるシーンが増えた。しかし、後半42分にMF森俊貴にPA内まで侵入された場面以外は、決定機らしい決定機を創出させず。指揮官も「守備は安定してきている」と振り返ったように、2試合連続で完封を達成した。

　だが、ボールを保持しても効果的な攻撃を仕掛けられなかった。シュート数は栃木の13本に対し、半分以下の6本に。「プレッシャーの速い相手を外せず、チャンスらしいチャンスを作れなかった」と唇を噛んだ。

　ここまでホーム未勝利。「ホームで勝てていない。色々な準備をして勝ち点3を狙ったが、本当にもどかしい。結果がついてこなくて寂しく思っている」と話しつつも、「ただ、すぐに試合があるので良い準備をしなければならない」と次戦へと視線を向けた。

(取材・文　折戸岳彦)

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