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“任侠”のマンジュキッチ、負傷離脱の給料1か月分を返上! ミラン会長「素晴らしい行動。プロとして──」

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試合を見守るFWマリオ・マンジュキッチ

 ミランのFWマリオ・マンジュキッチが1か月分の給料を返上した。16日、イタリア各メディアが伝えている。

 昨季に戦力外でユベントスを退団したマンジュキッチ。その後はカタールのアルドゥハイルに移籍したが、退団後はフリーへ。そして今年1月、強豪復活を懸けてミランに加入していた。

 だが、34歳のクロアチア代表FWを待っていたのは怪我との戦いだった。負傷離脱を繰り返すと、セリエAでは4試合、ヨーロッパリーグに1試合と戦力として活躍することができていなかった。特に3月は出場ゼロ。そこでマンジュキッチは筋を通し、3月分の給料を辞退する申し出を行った。伊『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、その額は25万ユーロ(約3300万円)になるという。

 その自己犠牲的な“任侠”精神にミランのパオロ・スカローニ会長は感銘。「素晴らしい行動だ。プロとして、その倫理観と意識の高さを示した。ミランに敬意を払ったものだ」と絶賛した。そして会長も、その返上分はクラブの基金に全額を寄付したという。

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