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“スクランブル”だった右SBでのJデビュー…G大阪DF佐藤瑶大「やりやすい雰囲気を作ってくれた」

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ガンバ大阪DF佐藤瑶大(写真後列中央)

[4.18 J1第10節 G大阪0-0清水 パナスタ]

 ガンバ大阪DF佐藤瑶大が18日、J1第10節・清水戦で先発出場し、待望のJリーグデビューを果たした。本職ではない右サイドバックでのプレーとなったが、宮本恒靖監督によると「理由を全て明かすことはできないが、どちらかというとスクランブル」の緊急出場だったという。

 佐藤は今季、明治大から加入。開幕からの5試合はベンチ入りの機会も与えられなかったが、突如チャンスを掴んだ。佐藤によると、先発を伝えられたのはスタジアム入り前のミーティング。この日は主力のDF高尾瑠がベンチを外れ、代役と目されるMF福田湧矢もベンチスタートとなっており、「2人が万全ではない状況にあった」(宮本監督)ことを受けての起用だった。

 それでも佐藤はDF昌子源、DF三浦弦太の経験豊富なセンターバックコンビや一列前に入ったMF小野瀬康介のサポートも受け、対人戦や斜めのパス出しをこなしながら後半28分までプレー。宮本監督は「らしさを出してくれて、守備にしても攻撃にしてもやってくれた」と及第点の評価を与えた。

 佐藤は試合後、「本来のポジションではないところでのデビュー戦になったが、緊張はせずにいつも通りにやろうと思った。でも何ができたかといえば、これができたというのはない」と自己評価。その上で「自分が本職ではないところでやっていることについて、たくさんの人が声をかけてくれて、やりやすい雰囲気を作ってくれた。気負いせずにプレーできた」と周囲への感謝を語った。

 サイドバック起用については「(センターバックで)出たいというだけじゃ出られない。どこでも出られる選手になれば次にセンターバックで出た時の幅も広がる」と前向きに取り組む構え。次なる出番を掴むべく「スタメンで出たから次の試合でスタメンやベンチが保証されるわけではない。毎日、監督やチームの方に信頼を得てもらうようなプレーを続けないといけない」と先を見据えた。

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