beacon

バルセロナ会長ラポルタ、過去に「欧州スーパーリーグはフットボールの本質を壊す」と発言…しかし参加に署名

このエントリーをはてなブックマークに追加

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長

 フットボール界全体を揺るがしている欧州スーパーリーグ創設の発表だが、その創設クラブの一つであるバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は過去に同リーグ創設に反対していた。

 ラポルタ会長はバルセロナ会長選挙の真っ最中にスペイン『カデナ・コペ』とのインタビューに応じ、欧州スーパーリーグ構想についての見解を求められていた。その際に口にした言葉は、同リーグが「フットボールの本質を壊す」というものだった。

「スーパーリーグは金だけのリーグだ。これは個人的な意見だよ。ただ金だけを問題とするものになるだろう。これは個人的見解で、報道されていることしか知らないし、どう運営するかも不透明なことだがね」

「しかし、私個人としては、そのリーグは金だけのもので、フットボールの本質を壊すだろう。このスポーツは素晴らしく、一つの共同体に誇りを持つことができる」

「私は代替案を持てると思っている。例えば、2年に一回行われるスーパー・クラブ・ワールドカップなどだ。深く理解しているわけではないが、しかし現在の私はスーパーリーグよりもそういった選択肢に惹かれるね」

 その後、バルセロナ会長選に勝利したラポルタ氏だったが、欧州スーパーリーグ構想を「深く理解」した後には考えを改めたようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』によれば、同氏は19日に欧州スーパーリーグに参加する署名にサインをしたとのことだ。バルセロナが巨額の負債を抱えていることも、その決断に影響したのかもしれない。

●ラ・リーガ2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP