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「チームに対する責任がある」欧州SL反対表明のクロップ、リバプール指揮官辞任はなし

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 欧州スーパーリーグ参加に反対のユルゲン・クロップ監督だが、リバプールの指揮官を辞任する考えはないようだ。

 以前より噂されていた欧州スーパーリーグ構想。18日にはレアル・マドリー、アーセナル、アトレティコ・マドリー、チェルシー、バルセロナ、インテル、ミラン、ユベントス、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムの12クラブによりついに創設が発表された。

 この動きに全面的に反対している欧州サッカー連盟(UEFA)は、今季のチャンピオンズリーグ(CL)4強に残ったレアル・マドリー、チェルシー、マンチェスター・シティの大会追放を画策しているとされる。さらに今後12クラブの選手の代表チーム活動参加禁止も示唆されるなど、世界中で大きな物議を醸している状況だ。

 欧州スーパーリーグについて、クロップ監督は2019年の時点で「スーパーリーグが発足しないことを祈る。なぜリバプールが10年連続レアル・マドリーと対戦するようなシステムが必要なんだ? 誰がそんなもの毎年見たいんだい?」と全面的に否定しており、現在も「その気持ち、意見は変わっていない」と主張していた。

 しかしリバプールはすでに欧州スーパーリーグへの参加を表明している。クラブの判断に失望したのではないかとの質問に対して、次のように答えた。

「私はフットボールのコーチであり監督としてここにいる。私をそうさせてくれる限り、全力で臨む。辞任するのではないかという話を聞いた。時代がさらに厳しい状況となれば、私はさらに粘り強くここにいるだろう。チーム、クラブ、そしてファンに対して責任がある。非常に難しい時期だが、なんとか解決に向けて協力していきたい」

「私はこのクラブに6年ほど在籍していて、オーナーのことも知っている。彼らは真面目であり、合理的だ。そして私たちのことも気にかけてくれている。しかし今回のような決定については、私に許可を求めたり説明したりする必要はない。彼らとよく話をするが、今回の件に関する過程は知らされていなかった」

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