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ポーランドのボニエク会長、欧州SL構想に皮肉「金満でもアタランタに勝てないのに」

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今季の欧州CLではアタランタに敗れたリバプール

 ポーランドサッカー協会のズビグニェフ・ボニエク会長が19日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、レアル・マドリーなどが中心となって発表した欧州スーパーリーグ(SL)に懸念を示した。

 欧州サッカー連盟(UEFA)実行委員会のメンバーであり、ポーランドサッカー連盟会長のボニエク氏は、レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントスなどスペイン、イタリア、イングランドの12クラブが創設を発表した欧州SLについて言及。自身の見解を示した。

「欧州SLの創設は誰も予想していなかった。世界で最もリッチな15~20チームによる大会が必要とされていないことは、誰もが確信している。世界で最も金満のクラブであっても、アタランタのように資金に乏しく小規模なクラブに勝つことができないくらいだからね。フットボール界は混迷期に突入したように思う。非常に難しい状況であり、この件に関して勝者は誰もおらず、フットボールのイメージや信頼性の観点から見ても、全員が敗者となるだろう」

「フットボールはみんなのためのものであるということ。また、我々はヨーロッパ人であり、アメリカ人のようなメンタリティは持ち合わせていない。金持ちの12チームだけが楽しむなんて、フットボールではあり得ないことだ。それに今のようなクラブ経営体制を続ける限り、どれほど収入を得ても足りない状態が続くはずだ。これから弁護士同士の戦いになると思うので、これ以上は差し控えたい。決着はブリュッセルになるかもしれない」

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