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欧州スーパーリーグへ疑問のペップ「成功が保証されるものをスポーツとは言えない」

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マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督

 マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督は、欧州スーパーリーグへ疑問を呈した。

 マンチェスター・Cがマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシー、アーセナル、トッテナムの他のプレミアリーグ勢ととも参加に合意したヨーロッパの12のビッグクラブによる欧州スーパーリーグの創設が発表された。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)、さらに選手、ファンらもこれに反発するなど、混乱が生じている。

 そんな中、グアルディオラ監督は欧州スーパーリーグ創設に関する質問に対して「誰も私に何が起きるのか、何が作り出されるのかについての詳細を教えてくれない。我々(指揮官)はこの件について問われるのに適した人間ではない。だから、この件は我々にとって少し不快なものだ。まだすべての情報がない。すべての情報を得られれば、私自身の意見を出すことになる」とし、否定的な見解を続けた。

「努力と成功の関係が存在しないものはスポーツではない。成功が保証されたり、負けても何も問題ないようなとき、それはもはやスポーツではない。しかし、現段階でこれ以外のことは何も言えない。それに、このリーグの会長がなぜこのような決断を下したのか全世界に向けて説明してほしい」

「何度も言ってきたが、特にプレミアリーグのようなベストで最もタフなコンペティションを望んでいる。成功が一部のクラブのみに保証され、あるクラブがトップに上がるために戦っても、その資格が与えられないということはフェアと言えない」

 なおこの会見の後、マンチェスター・Cは正式に脱退を表明。これにリバプール、アーセナル、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドが続き、チェルシーも離脱が確実視されている。

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