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欧州スーパーリーグからプレミアリーグクラブ離脱もユベントス会長は強気「クラブ間には血の通った協定がある」

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 ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長は欧州スーパーリーグでの成功にいまだ自信を持っているようだ。イタリア『ラ・レプッブリカ』のインタビューで語った。

 18日に創設に至った欧州スーパーリーグ。アーセナル、アトレティコ・マドリー、チェルシー、バルセロナ、インテル、ミラン、ユベントス、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムの12クラブが独自の欧州大会に参加すると伝えられたが、ビッグクラブに資金が集中する形式に批判が噴出。UEFAやクラブのファンからも多くの非難の声が上がったことで、プレミアリーグのクラブは一斉に脱退を表明した。

 だがアニェッリは、48時間でいくつかのクラブが離脱したことにも「クラブ間には血の通った協定があり、我々は前進する」と強気の姿勢を示す。

「このプロジェクトはまだ100%成功する可能性がある。我々が行っていることは完全に合法であり、自由を行使している。サッカーは大きな危機にある。若者は他のことに興味を示し、この悲しい現象はパンデミックの影響で加速している。その中で我々が計画しているのは世界最高のコンペティションだ」

「我々の目的は、他のクラブに分配される連帯金を大幅に増やし、サッカーのピラミッド全体に利益をもたらすことができる大会を作ること。サッカーはもはやゲームではなく、産業分野であり、安定性が求められる。最も“価値”のある試合はチャンピオンズリーグ決勝ではなく、プレミアリーグに昇格するための2部プレーオフ決勝だ」

「我々はクリスティアーノ(ロナウド)をイタリアに連れてきて、彼の存在だけで他のクラブに400万ドルの興行収入を保証した。より多くのチャンピオンをこれからも輸入していきたいと考えている。ロナウドを取るのは間違いだった? 決してそんなことはない。明日の朝にでももう一度やるよ」

 なお、アニェッリはスーパーリーグ発足の中心人物の一人。そのためユベントスが離脱する可能性は低いとみられている。

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