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「愛するフットボールを破壊するようなことはやめてほしい」リベリも欧州SLを暗に批判

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 現在ヨーロッパのフットボール界では、12クラブによる欧州スーパーリーグ(SL)構想が具体化したことにより、批判集中の状況となっている。

 フィオレンティーナの元フランス代表MFフランク・リベリは、セリエA第32節ベローナvsフィオレンティーナ戦終了後に自身の『Twitter』を更新。欧州SLについて歓迎していない意向を示した。

 リベリはバイエルン時代にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、ビッグイヤーを掲げた自身の写真を投稿した。そこには次のようなメッセージを添えている。

「ミュンヘンで行われたファイナル(チェルシーに敗れて準優勝に終わった11-12シーズンのCL決勝)の後、あまりの悔しさで涙が出た。それから1年後、ロンドン(12-13シーズン、ウェンブリーでの決勝)では信じられないほどの感情があった」

「オールド・トラッフォードでの、アリエン(ロッベン)の素晴らしいゴール(09-10シーズンのCL準々決勝第2戦)。アリアンツ・アレーナでのエキサイティングな夜。CLには素晴らしいものを勝ち取るという特別な気持ちがあるんだ」

「僕にとって、チャンピオンズリーグはすべてを与えてくれた大会だった。このコンペティションは自分にとって、子供の頃からの夢だった。それこそブーローニュ・シュル・メールにいた頃からね」

「僕らの愛するフットボールを破壊するようなことはやめてほしい。自分たちはどこから来たのか、誰のためにプレーするのか、その動機を忘れるわけにはいかない」

 欧州SL構想は主にイングランド、スペイン、イタリアの12クラブが参加する方針だと明らかに。すでにそのうちの数クラブが批判集中により欧州SLに参加しない意向を示しているが、大きな混乱をもたらす事態となっていた。

 リベリは明確な言及こそしなかったが、この新リーグ構想は歓迎すべきものではないと、暗に批判をしている。
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